タイムボカンシリーズはギャグアニメということもあり
当時の流行・世相がよく取り入れられました。
当時、『シラケ鳥飛んでゆく南の空へ~みじめみじめ♪」と
「シラケ」(=白ける)という言葉が流行った時期です。
マンガやアニメでも場が白けた時に
「しらーっ……」という書き文字出るのが
定番でした。
「シラケ世代」と言う言葉もあり、学生運動が
下火になった後、なんだか白けた、虚しさを抱えた世代と
いうことらしいです。
『ゼンダマン』に登場する三悪側のマスコット、
猫のニャラポルタは当時大人気の
ジョン・トラポルタから。
『オタスケマン』の悪役・オジャママンの新入り
イケメン、ゲキガスキーのテーマ曲が『ハレー彗星』
76年周期で巡ってくるハレー彗星が
1986年に地球に接近するので何かと話題に
上がることが多く、そういう歌が作られたのでしょう。
「ハレーハレー接近 異常接近 クララクラ♪」
クセになる曲です。
また『オタスケマン』前期EDの『アーウーオジャママン』の
歌詞にある
「アーウー ホーホーホ アーウー ホーホーホ」は
アーウーが大平総理(当時)、ホーホーホは福田赳夫前総理の口癖
から取ったものだそうです。(20・1・11訂正)
『オタスケマン』では、ズッコけるシーンで
「ブレ~~~~!!」と叫んで両手の平を正面に向け
上を向くのがお決まりのポーズでした。
マンガの古典的な表現として「ズコー!!」と
叫びながら足を上げて倒れる表現は昔からありますが
「ここは笑うところですよ」という密かな指示を
出しているのが、すごく昭和らしさを感じます。
ところで幼稚園の頃、ハンカチをリボンの形に
折るのが流行っていて、みんな頭に当てて
「タイムボカン」
ませた子が胸に当て「ブラジャー」と言ってました。
まさか本当にタイムボカンのキャラの頭の突起が
ブラジャーだと知った時は驚きましたね。
キャラデザの天野さんは何を考えて頭に
ブラジャーを乗せようと思ったのか今でも知りたい。
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