昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』その2

パトレン1号(赤)朝加圭一郎。

スーパー戦隊の中で
私が最も惚れ込んだレッドです。

一言でいうと……

暑苦しくも愛くるしい
最高に尊いお巡りさん。

序盤、パトレン側は変身アイテムを持って
いなかったため変身もできず

ルパン側にもギャングラー側にも
後れを取っていました。

それでも「おのれ快盗!!!」と必死に食い下がる
姿は銭形警部を彷彿とさせ

昔ながらの昭和の男なのかと皆に思わせました。

が、蓋を開けてみれば古風なところはあれど
決して頭が固いわけではなく

正義感の強い、ど根性の熱血キャラでも感情的にはならず
抜群のバランス感覚で「素敵なお巡りさん」に
なっていました。

「実家から送られてきた手作り梅干」とか
レコードを聴くとかの古風なエピソードが
似合いすぎる……。

何がすごいって、別のキャラがメインの回でも
少ない出番で株が上がり続けるところ。

4話では「ぬいぐるみに顔をスリスリすると
異空間に攫われる」という敵の罠にはまった3号こと
つかさを救出した際に

「戦えるな?」

紅一点のつかさに「大丈夫か?」でなく
そう尋ねるところに、対等な戦力として認めている
のが伺えます。

つかさは凛々しい美女ですが、実は可愛いモノ好き。

本人は秘密にしてたのに、圭一郎は以前から知っていて
それをからかうこともなくただ受け入れていました。
気遣いのできる男って素晴らしい……!!

37話ではギャグ回で、敵怪人の「強制帰宅
ビーム」で家に帰されてしまう→

「ならば家を持ち歩けばいい!!」と
警察の寮を引き払い、テントを背負って歩く
その即決即断の行動力……。

更にルパンレンジャーの正体が明らかになった際

レッドの魁利が「怒れよ!!ずっとあんたを
騙してたんだから!!」(意訳)と言った時に

「怒ってるさ!!自分自身のふがいなさに!!」

相手を責めるのではなく、話してくれなかったのは
自分が信頼されなかったせいだと言い

更に「警察であることで救えない誰かがいるなら
警察なんか辞める!!!」と宣言します。

魂の一かけらまでも理想のお巡りさん!!!

ルパパトに関してはまたそのうちに。