昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

魔夜峰央『パタリロ!』その2

パタリロ!パタリロの強烈な個性を
受け止める他のキャラクターたちもまた、
魅力的な存在です。

バンコランは本来、世界の情報機関に名の知られる
キレ者で、マーダーライセンスを持つハードボイルドな
キャラなのにパタリロと出会ったのが運のつき。

会うたびにおちょくられ、ツッコミ要員になったり
ギャグ顔を晒したり。

基本的にパタリロに対してはぞんざいな扱いですが、
珍しく仏心を出し、おんぶしてやろうとしたら
柱に潰されたりと散々な目に遭ってます。

アニメ化の際に作られたテーマ曲『薔薇の戦士』
故・曽我部和恭さんのシブい声での
「ババババンコラン♪」は結構クセになります。

バンコランとセットで登場することが多い
情人のマライヒ

元々殺し屋として仕込まれた少年のため
戦闘員としても頼れる存在ですが、
料理上手で世話焼きな一面も。

まさか子供を産むことになるとは……。
(これには事情がありますがここでは語りません)

 

そしてパタリロの部下たちタマネギ部隊。

赤ん坊の頃から天才(と変人)の片鱗を見せる
パタリロに一計を案じた母・エトランジュ王妃が

武官のエリートたちを教育係として
傍につけたのが「タマネギ部隊」です。

彼らのメイン回も多く、傑作エピソードに必ず
上がってくる

 『忠誠の木』(10巻)
フランス革命時代にタイムワープしたパタリロ
タマネギ。タマネギはそこで女性に恋してしまい
残ると言い出す。パタリロの決断は…….

『FLY ME TO THE MOON』(10巻)
治癒能力を持つタマネギに目をつけたパタリロ
彼の宇宙に行きたいという願いと引きかえに
それを商売にしようとするが、実は彼の生命力を
分け与えていたことが判明する……

もタマネギ回です。
タマネギがメインに来ると、パタリロが真面目に
良き王として振る舞う姿を見ることもできます。

舞台版では特撮出身のイケメン俳優たちが
タマネギ頭になっていて目が点になりました。

まだまだ語り足りないので、そのうちまた。