昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『蒼き流星SPTレイズナー』その1

蒼き流星SPTレイズナー(85~)は人類が
火星に進出している1996年、惑星グラドスが
地球人に対し脅威を覚え、侵攻しようとするのを

グラドスと地球人の間に生まれた少年
エイジ・アスカが阻止しようとし、

巻き込まれた地球人の少年少女たちと共に
グラドスに立ち向かうロボットアニメです。

「SPT」がこの作品におけるグラドスのメカです。

第一話で火星の国連基地が襲撃され、エイジが危機を
伝えに来るのですが、地球人たちは信じません。

当時はソ連アメリカが対立する冷戦時代のため、
目の前の状況を、遂に第三次世界大戦が始まったと
思い込んでいたからです。

異星人の仕業と納得するほかなくなっても
生まれ故郷を捨てて助けに来てくれた
エイジに対して、冷たい仕打ちをします。

今時のアニメなら、もっと早くエイジは
受け入れられていることでしょうが

この頃は話数が長いため展開はゆっくりで
エイジはなかなか報われません。

ヒロインのアンナは誰よりも早く彼を信じましたが
内気な彼女は面と向かって主張できず、

目の前で親友をなくしたデビッドは特に
攻撃的で、エイジを疫病神よばわりしたり
何度も殴ったりと本当にひどい。

だからこそ、デビッドとロアンがエイジを
助けた9話、

初めて「エイジ」と名前を呼ぶようになった
10話にしみじみと涙ぐみます。

 

エイジの最初の追っ手、ゲイルはエイジの姉、
ジュリアの婚約者でした。

そのためゲイルはエイジを傷つけられず
早々に更迭されてしまい、

次に指揮官になったのが姉ジュリアに横恋慕する
残虐非道なゲス野郎・ゴステロです。

「たまらないな人殺しというのは」(CV:広瀬正志)な
キャラだけに出てくると危機感がすごい。

それだけ盛り上げてくれるキャラとも言えます。

当時「マイアニメ」の付録についてたレイズナー
小冊子の中に、ゴステロの生い立ちを描いた小説が
載っていたくらい、ある意味人気でした。

まだ序盤しか語れませんでしたが
続きはまた、近いうちに。