80年代に入っても冷戦は続き、84年の
『バイオマン』や87年の『メタルダー』でも
米軍の潜水艦を所属不明機に撃沈させ、両国の関係を
悪化させる作戦があります。
(『バイオマン』では失敗、『メタルダー』では
ニュースを見たスプリンガーがネロス帝国の仕業だと
言ってるシーンあり)
『レイズナー』(85~)では、米ソ冷戦が火星にまで
持ち込まれていたため
グラドスによる侵攻を、主人公のエイジが報せに来ても
地球人は誰も信じてくれませんでした。
時代設定は1996年でしたが、
まさかその前にソ連がなくなるなんて……。
ソ連崩壊が絡むマンガだと
『BLACK LAGOON』(01~)では
バラライカの姐御が率いる「ホテル・モスクワ」が
アフガン帰りの元ソ連軍人です。
浦沢直樹『YAWARA!』(86~)
ではテレシコワがソ連崩壊の余波で生活苦に陥り、
『銀の匙』(11~)でも八軒兄の嫁・
ロシア美女のアレクサンドラさんはソ連崩壊時の
記憶がある様子。
大正時代が舞台の『はいからさんが通る』(75~)では
紅緒が酔っぱらって因念大佐に無礼を働いたため
婚約者の少尉がシベリア出兵の最前線へ飛ばされます。
明治時代設定の『ゴールデンカムイ』でも
キロランケとアシリパ父のウィルクはロシアから
お尋ね者にされている革命家です。
『オルフェウスの窓』(75~)の第三部は
ロシア革命が関係しています。
革命が進むと皇帝一家が処刑されますが
第四皇女アナスタシアには昔から生存説があり、
『ドリフターズ』にも廃棄物として登場、
宇野比呂士『天空の覇者Z』でもヒロインの
アンジェリーナの正体がアナスタシアだと
匂わせています。
ところで『サイバーフォーミュラ』観てたら
ソ連8月クーデターのテロップが流れた時は、
さすがに時代が大きく動いたことを
感じた91年の夏……(遠い目)
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