昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

広江礼威『BLACK LAGOON』その2

舞台であるロアナプラの街は治安が悪く、
多国籍のマフィアが協定を結んでいても
争いが絶えません。

主な組織は4つ。

ロシアンマフィアの「ホテル・モスクワ」。
アフガン帰りの元ソ連兵士が主体なので
軍隊らしさがあるのが特徴。

香港マフィアの「三合会」(トライアド)
トップの張さんが二挺拳銃なのは
男たちの挽歌』のチョウ・ユンファ
モデルなんだろうな……。

コロンビア、イタリアマフィアの連中は
かませです。

コロンビアマフィアが南米の名家、
ラブレス家のお坊ちゃんを誘拐して
ロアナプラまで連行したエピソードが
「恐怖のメイド」ロベルタ編です。

三つ編みメガネっ子メイドが元は
「猟犬」と呼ばれた国際指名手配中の
赤軍テロリストという……。

イタリアマフィアがホテル・モスクワを
潰そうと雇った無邪気な双子の殺し屋
ヘンゼルとグレーテル」編が
忘れられません。

アフガン時代からの同志を殺された
トップのバラライカは復讐を誓います。

バラライカカラシニコフの裁きのもと、
5・45ミリ弾で
奴らの顎を喰いちぎれ!!」

賞金目当てに街中が大騒ぎとなり
レヴィもエダと狩りに加わりますが
結果的に双子の片方の逃亡に加担する羽目に。

双子の一人はバラライカに近づこうとして
遠方から狙撃されます。

小山茉実ボイスの
「跪け」
のド迫力は流石としか言いようがない。

逃亡に成功したはずのもう一人は
逃がし屋の老人に撃たれてしまいます。
既にバラライカが手をまわしていたのでした。

ロック「……みんなが寄ってたかって、
あの子を虎に仕上げたンだ。

人食い虎にしちまったんだ!!
畜生!!」

(惨い虐待跡があっただろう)
双子のスカートの下を見た後の
ロックの憤りと嘆き、それに対する
ベニーの返しが切ない。

復讐を果たしたバラライカが疲れたと
言ってましたが、彼女は双子がか弱い被害者
だった頃をビデオで見てるんですよね……。

やるせないオチなのが、
強烈な印象を残しています。

本名も謎のままでしたね。

続きはまた後日。
実はロットンが好きです。 

ブラック・ラグーン (3) (サンデーGXコミックス)

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