昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

車田正美『聖闘士星矢』その1

 聖闘士星矢(85~)は

この世に邪悪がはびこる時、必ずや現れるという
希望の闘士、聖闘士(セイント)が
女神アテナと共に悪と戦うお話です。

86年にはアニメ化され、劇場版やゲームも作られました。

主人公はタイトル通り13歳の少年・星矢。

天馬星座を守護星座に持つ、ペガサスの
聖闘士です。

序盤は彼が聖闘士の証である聖衣(クロス)を得て
日本へ戻り、生き別れの姉との再会を願いながら

聖闘士同士の格闘バトル「銀河戦争」を戦うという
流れになっていました。

しかし途中で邪魔が入り、次第に敵のスケールが
大きくなってきます。

銀河戦争」そのものが、悪をおびき出すための
囮であり、主催者である城戸沙織こそが
彼ら聖闘士が仕える女神アテナであると明かされます。

アテナは13年前、赤ん坊の頃に補佐役である「教皇」に
よって殺されかけ、

射手座の黄金聖闘士アイオロスによって救われたものの
教皇が聖闘士の頂点に君臨していました。

成長したアテナは星矢たち青銅(ブロンズ)聖闘士と
共に、教皇と対決すべく聖闘士の本拠地・
ギリシアの聖域(サンクチュアリ)に乗り込みます。

聖闘士の最高位である黄金聖闘士(ゴールドセイント)と
戦った「黄金12宮編」は最も人気が高く、

黄金聖闘士が主役のスピンオフ作品も多数作られています。

その後アニメ版オリジナルの「北欧編」、
原作の「ポセイドン編」で一旦テレビアニメ版は終了。

「ハーデス編」は後にOVA化されました。

聖闘士の力の源を「小宇宙(コスモ)を
燃やす」という表現や、

主要キャラクターが全員美少年ということ、

まとっているプロテクター、聖衣は
それぞれの守護星座をモチーフにした
オブジェにもなるという設定は、

当時あらゆる漫画・アニメに影響を及ぼし、
様々なオマージュやパロディが作られました。

しかしその強烈な個性のキャラクターが生む熱いドラマ、
シンプルにして力強いネーミングセンスは

今なお他の追随を許さない、唯一無二のものです。

語り足りないので次回へ続きます。

聖闘士星矢コンプリート・ソング・コレクション

聖闘士星矢コンプリート・ソング・コレクション