昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『恐怖劇場アンバランス』第一話 大和屋竺さん

『恐怖劇場アンバランス』は72年に円谷プロ
制作した一時間モノのホラードラマです。

一話完結のオムニバス形式で、

序盤と終盤に青島幸男さんの語りが入るあたり、
昭和版『世にも奇妙な物語』という感じ。

第一話『木乃伊(ミイラ)の恋』は
一度観たら忘れられないインパクトがあります。

大雑把に解説すると、
始まりは現代ですが、途中で時代が過去に飛びます。

即身仏になるため埋められた僧がだいぶ後になって
発見され、生き仏として拝まれるようになる。

しかし僧は食欲性欲しか興味のない
動物のような人間に変わっていた。

皆の評価は一転、子供たちにバカに
されるようになる。

村のちょっと頭がアレな女性と元僧が出会い、
子供が生まれることになるが……。

この後の映像展開がシュールすぎて怖い。

すごく精神が不安定になる感じ、まさに恐怖劇場アンバランス!!

監督はカルト映画の巨匠・鈴木清順さんと聞いたら
納得する人も多いでしょう。

高僧から変わり果てた姿になるまでを
演じたのは後の脚本家・大和屋竺さん。

銀魂』などの脚本家にして
ジャスタウェイの馬主、
大和屋暁さんのお父様で、

忍たま乱太郎』『カーレンジャー』などの
浦沢義雄監督の師匠でもあります。

昨日の大和屋暁さん脚本の
『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』27話は
お父上の怪演にも負けないカオスっぷりでした。

敵に操られたルパンブルーが古武術の道場へ
通うことになり、先に師範代になっていた
パトレン2号(緑)とレオタード姿で
エアロビを踊る話と言うとわけがわからない……。

※両方男です。

それはそれとして、『怪奇劇場アンバランス』
いろんな意味でおススメな1話です。

2話以降は普通のサスペンスやホラー話なので
安心しました。