昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

佐藤二葉『アンナ・コムネナ』その5(4巻感想1)

第4巻、発売中です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

大雑把なあらすじ:

中世のビザンツ帝国
舞台に、第一皇女にして
後に歴史学者となるアンナと

優しい夫ニケフォロスの
ほんわかラブコメがベースの
歴史モノ。

冒頭は待望の第一子が
生まれて浮かれてる
ニケフォロス。

お祝いに来たニケフォロスの
妹ソフィアも結婚が近いはずが
あまり嬉しそうでないので

アンナ「そなたの兄ほどの
男はそうそういないの
比べてはだめよ!」

ソフィア(反応に
困るな~~~)

仲睦まじくて何より
(ほっこり)

実際ニケフォロスは
有能で、本来は軍人なのに
政治面でも皇帝から
頼りにされます。

それはめでたいことだけど、
自分でも知識を実践
してみたいアンナ。

ある時、弟ヨハネスに
臣下が「皇后が出しゃばり
すぎる」と進言しているのを
見て

得意の弁論でやりこめ、
かつ叩き潰し過ぎず
母の肩を持ちます。

イーリアスを朗誦しながら
衆目を魅了する姿に

ニケフォロス(宮廷の
庭園がアンナの
劇場になってしまった)

惚れ惚れするニケフォロス
ですが、同時に彼は
気付いていました。

アンナの言葉は影響力が
強すぎて、多くの味方を
得ると共に、敵も作って
しまうことに……。

また、アンナが2人目を
懐妊して幸せでいる頃、

皇帝の死を予言する者が
現れます。

予言は外れましたが同日、
アンナが尊敬する祖母
アンナ・ダラセナが死去。

皇帝アレクシオスを
支えた実質の「女帝」の
死だけに

予言は半ば当たっていたと
いう評価に。

直後、父に呼ばれたアンナは
老け衰えた姿を見てショックを
受けますが

皇帝はアンナにかつての
母の面影を見出し

皇帝「その知恵と美しい
言葉で この帝国を
支えておくれ」

と頼みます。

皇帝の理想のイメージが
支え合うヨハネスとアンナ
なのが切ない。

喜ぶアンナでしたが
ニケフォロスは複雑な
表情で……。

自分が留守にする際は
見張り役に妹を置いて
いきます。

アンナ(夫に信用
されてない~~~~)

そりゃあね。

(3巻で従兄弟と
入れ替わって戦場に
出て負傷の前科あり)

続きます。