昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『超人機メタルダー』第11話感想その2

この話におけるブルキッドの
役割も大きく、

冒頭、メタルダーに敗れて
修理工のビッグウェインの
世話になる→

その時は彼のアドバイス
軽んじたが、実は伝説の
英雄と知って鍛えて
もらおうと考える→

戦闘ロボット軍団勢揃いで
脱走兵となった彼を
追ってる最中にこの発想。

一途というか空気読めないと
言うか……。

それでもゴチャックの
足についた硫黄を含む
泥から逃走ルートを
割り出し

ビッグウェインに追いつい
たりと、青二才キャラながら
有能な一面も。

ゴチャックが捕らわれた
ことをビッグウェインに
伝える役目もありました。

そして彼がいないと
ビッグウェインの現状

引退後もなお、修理の間も
惜しんで戦場に行きたがる
軍団員や

物言わぬ残骸となって
戻ってくる同胞など

「戦い」から逃れられない
日々を送る虚しさが
視聴者に伝わりません。

もはや無名の存在なので
モンスター軍団員から
侮られて小突かれるシーン、

連中の前にあるお宝っぽい
やつは何だったんだろう?

(推測ですが勝手に
掠奪してきたものを
披露中に

ビッグウェインたちに
見つかって気まずかったので
ケンカ腰だったのかも?)

何よりブルキッドに悪意が
なく、強くなりたいという
純粋な気持ちで向かってきた
からこそ

本能で反撃し、殺めてしまった
ビッグウェインの嘆きが
深まります。

英雄時代の過去回想、
ビッグウェインが仕留めた
標的に人間はおらず

視聴者目線では全く
悪者に見えません。

そのためメタルダー
残酷な幕引きのための
舞台装置にすら思えてきます。

軍団長バルスキーは
ビッグウェインのことを

「勝手な引退の次は脱走か!」

と怒ってましたが、使命に忠実な
バルスキーからしたら

(みんな勝手な事ばかりする……)って
悩んでもおかしくないですね。

そもそもバルスキーも
敗れた軍団員たちを内緒で
修理させてるし……。

(ゴチャックも復活組の
一人なので、ビッグウェインが
愛弟子の無残な姿を目にした
可能性は高いですね)

こんな愛すべきロボットたちを
沢山作れるゴッドネロスは
まさに神……。

続きはまたそのうちに。