昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『超人機メタルダー』第11話感想その1

飯塚昭三さんのご冥福を
心よりお祈りします。

東映特撮には欠かせない
方でした。

敵方では威厳があって恐ろしく、
味方では頼もしく力強く
時にコミカルで人間くさい。

素敵な声をありがとう
ございました……。

本作でも複数の軍団員を
演じられています。

今回は第11話を。
サブタイトルは

「勇者の追撃!天空に
そそりたつ巨人!!」

大雑把に解説すると

1:冒頭、メタルダーとの
戦いに敗れた若き軍団員
ブルキッドを修理したのは

今は無名の修理工となっていた
かつての英雄「伝説の巨人」
ビッグウェインだった。

2:戦いに疲れて引退したが
帝国に居続ける限り、戦い
からは逃れられないと脱走。

彼の脱走に手を貸した
愛弟子ゴチャックは
共謀の罪に問われて
処刑が決定してしまう。

3:ビッグウェインが英雄と
知ったブルキッドは、
彼なら自分を鍛えて
くれると挑んで返り討ちに。

4:また未来ある若者を
殺めてしまったと
嘆くビッグウェインだったが

軍団長バルスキーの命令で
愛弟子の解放と引き換えに
再び戦士として立つ。

5:メタルダーには敗れたが、
彼の見事な戦いを見届けた
バルスキーは

「自分がこの件の責任を
取る」と宣言。

ゴチャックは許されるの
だった……。

※昭和の子供番組です。

今回、メタルダーすら
変身後の姿で登場し、
人間が一人も出ません。

それなのに人間味溢れる
重厚なドラマが成り立つのは
やはり声優さん&アクター
さんの演技力によるもの。

飯塚さん演じるゴチャックの
ビッグウェインに対する
敬愛に満ちた口調が
実にいいんですよ……。

ゴチャックは武術の
達人のベテラン兵士
なのですが

ビッグウェインを前にすると
昔のままの関係性に戻る
感じが微笑ましい。

ビッグウェインが脱走した
際も、彼のお気に入りの
場所を知っていて、
真っ先に駆けつけたり

ビッグウェインも拘束
されてるゴチャックの鎖に
ひそかに切れ目を入れてたりと

互いに思い合う師弟関係が
見どころです。

(ロボットだから拘束を
緩めなくても苦痛とか
感じないのでは?とか
それは言いっこなしで)

折角だから続きます。