昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

D・キッサン『神作家・紫式部のありえない日々』その1(1巻感想)

本日、第一巻発売!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意
ください。

『神作家・紫式部
ありえない日々』(21~)
実在した平安時代の女性作家、
紫式部の境遇を

現代風に置き換えることで
親近感や新たな面白味を加えた
コメディタッチな日常ものです。

具体的に書くと

34歳陰キャのシングルマザーが
書いた同人誌がきっかけで
宮中にお仕えすることに。

何一つ間違ってない!!

しかし本人は宮仕えを
必死に嫌がります。

「私 ただの主婦だよ!?
帝のお妃さまに仕えるなんて
無理無理の無理!!」

「ずっと引きこもって
同人誌だけ書いていたいッ!!!」

(残念な大人を見る目の家族)

娘とその乳母からは
「宮中公認で同人誌活動
できるよ」と言われ、

父親からは弟の出世も
この宮仕えにかかってると
説得され、渋々働きに出ることに。

この時の女房名は「藤式部」
紫式部になるのはもう少し
先の話なので

ここでは「式部」で
記述します。

※本名は藤原香子(こうし)

しかし宮仕えは甘くなく
早々に大失敗して引きこもる
ことに……(史実)

女ばかりの職場の恐怖を
思い知った式部が学んだ
処世術が「アホのフリ」

(味方キャラとして
式部のファンで腐女子
小少将の君も登場します)

同僚たちとのエピソードの後は
式部が仕える相手、

中宮・彰子(しょうし)と
その両親や夫である帝が
登場し、関係性が描かれます。

大雑把だが陽気な藤原道長
そのフォロー役の有能な妻、
爽やかで優しい帝、

まるで人形のように
大人しい彰子……。

やがて式部は彰子が
恥をかくのを極度に
怖れるあまり、

行動にも表情にも出せずに
いるのを知ります。

そして彰子が何より
怖れているのが
帝の亡き妻・定子(ていし)
と比べられること。

実際、宮中では亡き定子と
その女房達を称賛する
話題がたびたび出て、

彰子の女房達は常に
格下扱いでした。

実は式部もまた定子の
ことを知っていて……。

続きはまた後日。