『ジャッカー電撃隊』(77~)
は、スーパー戦隊第二段。
犯罪組織「クライム」と
核・電気・重力・磁力の力で
戦うサイボーグたちを描いた
作品です。
色=個性だったゴレンジャーに
対して、今度はトランプモチーフ。
ことあるごとにトランプが
乱舞するのが特徴。
変身は強化カプセルに入ってと
いうのも他の戦隊と異なる
ところです。
第一話Aパートで、国際科学特捜隊の
鯨井長官が「クライム」がロボットを
犯罪に利用していることを説明、
サイボーグ部隊の創設を
説きます。
そして長官自らあちこちに出向いて
勧誘してまわる……。
断る者、応じる者と様々ですが
その間に彼らの経歴・性格などが
視聴者に伝わります。
桜井五郎=スペード・エース(赤)
複数の競技で金メダルを取った
オリンピック選手。
「親からもらった体を
大事にしたいので」
サイボーグ手術を断る理由が昭和っぽい。
東竜=ダイヤ・ジャック(青)
元ボクサーでしたが八百長を
強要され、試合放棄して渡米。
ラスベガスでハスラーをしてたら
殺人事件に巻き込まれ
危うく犯人にされかけます。
長官「犯人は逮捕されたよ」
東「本当かい」
長官「サイボーグにならないか」
この流れおかしいだろ……。
カレン水木=ハートクィン(桃)
元は女刑事。
クライムの麻薬ルート摘発の
報復で大事故に遭い、
車に同乗していた父が死亡。
病院のベッドで長官に
サイボーグ手術を願い出ます。
ピンクのシャツに赤いホットパンツ、
赤いロングブーツが時代を
感じさせます。
大地文太=クローバー・キング(緑)
海洋学者の卵で海底探索中に事故死。
同意を得ないで手術したけど
生き返ったから結果オーライ?
4話の主役回までほとんど台詞もない……。
「クライム」の目的は日本を
犯罪都市に変えること。
そのため彼らの悪事は
超科学を持ったマフィアと
いう印象です。
当時『Gメン75』や
『キイハンター』などハードな
警察モノが放送していたので
その影響かも。
有名な行動隊長ビッグワンは
23話から登場。
続きはまたそのうちに。