昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』その1

チェーザレ 破壊の創造者』
(05~)ルネサンス期の
イタリアに実在した人物、
チェーザレ・ボルジアの若き日を
描いた歴史モノ。かなり史実に
忠実に描かれています。

冒頭ではチェーザレはピサの大学生。
架空の青年アンジェロと出会い、
彼の視点から物語が進行します。

以前も書きましたがチェーザレ
世界史の教科書にはあまり出ない
のに、歴史好きには人気の高い人。

簡単に説明すると

(※作中で教皇になるのは大分後)

教皇の私生児。

・戦いと策謀に生きた野心家で
若くして亡くなる美丈夫。

・その際活用されたらしい
ボルジア家の毒「カンタレラ」

・美しい妹ルクレツィアを
政略結婚の駒として使う。

・忠実な暗殺者ミケロット。

・ダ=ヴィンチと交流あり。

美形で早逝してて歴史上の
有名人と交流があって

ドラマティックなエピソードに
事欠かないとなれば、創作物の
ネタにもされるでしょう。

(類似例:義経とか信長とか
土方さんとか)

本編はピサ大学にアンジェロが
遅れて入学するところから
はじまります。

フィレンツェ生まれの
アンジェロは石工の孫。

祖父がメディチ家と縁があった
のと、本人が賢いのを見込まれ、

同年代のジョヴァンニ・デ・
メディチのお供として大学に
行けることになりました。

しかし純朴で世間知らずな
ため、思ったまま発言したことが
ジョヴァンニの面目を潰す羽目に。

側近が仕返しに荒馬に乗せ、
危うく崖から落ちるところを
助けてくれたのがチェーザレ
でした。

(その馬レムスはチェーザレ
ジョヴァンニに贈ったもので
馬泥棒から馬を助けたつもりだった)

誤解はすぐに解け、レムスが
二人を親しく結びつける
ことになります。

なおその後もアンジェロの
悪気のない発言がトラブルを
生み続けます。

(お前ちょっと考えて喋れ……!)
って誰か言ってあげるべき。

故郷の仲間から孤立した
アンジェロにとって
チェーザレといる方が
安心できるくらいですが

チェーザレは優しげな態度を
取っていても、決してアンジェロに
心を許しているわけではなく……。

続きます。