昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

(漫画)日丸屋秀和(コンテ構成)佐倉ケンイチ『総理倶楽部』その1

第二巻、発売中です!

記念に語ります。

『総理倶楽部』(20~)
主人公の普通の男子高校生、
日向大悟の視点を通じて、
明治期に総理大臣を務めた
7人の元勲のキャラクターを
描くほんわか緩い漫画です。

7人全員若いイケメンに
なってるのが実に今風です。

「悩みを抱える普通の人が
個性的なキャラクターと
出会い、交流することで
何か気付きを得る」

と書くと実に漫画の王道。

ちゃんと大悟側のドラマも
あって、口うるさい委員長との
不器用な友情にニヨニヨします。

同作者のヘタリアをご存知な
人には話が早いですが、歴史や
偉人の話を楽しく学ぶには
最適な作品です。

1巻冒頭、大悟が突然
国会議事堂に連れてこられて
困惑しているところから
始まります。

回想で大悟がいかに
凡人かが描かれます。

サッカーでプロから
声がかかっている双子の
弟に対して

大悟「兄ちゃんガチャから
よく出て来る有象無象で
ごめんね……」

なんだかんだ家族仲はよく、
弟から進路どうするんだと
訊かれた際に

大悟「えー じゃあ
総理大臣とか?」

(突然黒塗りベンツで
迎えが来て議事堂へ)

議事堂地下には不思議空間があり、
軍服姿の7人の「先輩」たちが
待っていました。

山縣「後の世の者は
碌に挨拶も出来ぬと
いうのか!」

乙女ゲーのツンデレキャラ
登場シーンみたいに
なってる……。

他のメンバーには名乗られても
ピンと来なかった大悟ですが
流石に伊藤博文だけは知ってて
何の集まりか理解します。

何故ここに昔の総理達が
若いままの姿でいるのか、
そもそも何故自分が
呼ばれたのか?

混乱する大悟に更に
追いうちが……。

「総理倶楽部へようこそ!
第○代内閣日向大悟
総理大臣!」

(倒れる大悟)

大悟の悩みに総理たちが
自分の若い頃の出来事や
問題の対処法などを
教えてくれます。

それを大悟なりに
自分の生活に落とし
込もうとする展開。

悩み自体も誰にでも
当てはまることなので
歴史モノだとか構えず
気楽に読めます。

今のところ最大の謎:
案内役のメガネさんは
何者なの……?

続きはまたそのうちに。

ちなみに1巻表紙は伊藤博文です。