念のため解説しておくと
ケツアゴ=先端が二つに
割れてる顎のことです。
・顎の真ん中に一本線が入ってる。
・先端がはっきり分裂してる
二種類のタイプがあります。
前者はリアルに実在し、
外国人に多いイメージ。
(日本人だとあまり見ない)
ケツアゴキャラで一番有名なのは
『ポパイ』(29~)
ポパイ
ホウレンソウ食べてパワーアップする
コーンパイプくわえた世界的に
有名な水兵。
ホントに尻のようなアゴですが
子供の頃アレを顎と認識できず、
口に何か含んでるのかと思ってました。
日本の作品だと
『ゴルゴ13』(68~)
デューク・東郷(=ゴルゴ13)
もやは説明不要な
ハードボイルド殺し屋。
アニメ『宝島』(78~)
ジョン=シルバー
宝島を探す一本足の海賊。
コックでもある。
監督・出崎統、
キャラデザ・杉野昭夫の
コンビによる伝説の名作。
上記二人は顎に一本線ですね。
先端が分裂してるタイプの
アゴだと
『ルパン三世』(67~)
銭形警部
ご存知ルパン追跡に
命を賭けるとっつぁん。
アニメ『一休さん』(75~)
新右衛門さん
フルネームは蜷川新衛門(にながわ
しんえもん)
小坊主をつけ回す怪しい
おっさんとか言わないように。
70年代前後のキャラに多いのは、
当時は欧米のドラマ・映画の
影響が強いため、
絵柄も全体的に西洋人っぽい
彫りの深い造形だったから
だと思います。
80年代に全体的に
顔立ちがあっさり風味に→
90年代に目や頬など一部を
強調する作風に変化→
00年からは目に拘りが
あったりするも、全体的に
さっぱりしてる印象。
作風の変化はあれど、ケツアゴは
キャラの記号として残りました。
だいたいギャグキャラか、
ごついキャラがケツアゴにされがち。
『金色のガッシュ!』
パルコ・フォルゴレ
『ゴールデンカムイ』
ソフィア・ゴールデンハンド
ケツアゴは外国ではイケメンの
評価に影響されないのに、
日本だとイケメン基準から
外れるのは文化の違い……?
続きはまたそのうちに。