昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

新國みなみ『きのこくーちか』

『きのこくーちか』(15~)はきのこを
モチーフに使う若き“きのこアーティスト”
ゆん太と、その同居人兼雑貨屋バイヤーの
ロシア人、ワーニャのゆるくほっこりした
日常を描くきのこ漫画です。全二巻。

※クーチカはロシア語で「仲間」

ゆん太はシャイで照れ屋。
きのこは食べるのも好き。

ワーニャは温厚で世話好きな性格。
ロシア雑貨の店「ダーチャ」のバイヤー。
勿論きのこ料理好き。

同居してるのは「互いにきのこの
シンパシーを感じたからデス!」
ワーニャは言ってますが

ゆん太は商品を売り込む手間が省け、
ワーニャの店だけの商品を作ってくれるなど
WIN-WINな関係でもあります。

ロシアの雑貨はポップで可愛い印象なので
きのこモチーフのグッズとは相性良さそう。

「食べられるからといって
おいしいとは限らない……
きのことはそういうもの……」

(オニフスベを食べたワーニャの感想)

毎回きのこ料理やきのこモチーフの雑貨、
ファッションが登場、
絵も作風も独特でクセになります。

ワーニャとゆん太のさりげない距離感も素敵。

遊びに誘われて「誰かと遊んだ記憶がない」
「休日はきのこ採ってる」と答えたゆん太に

「じゃあワタシもきのこ狩りについて行くよ」
「誰かと仲良くするなんて簡単だよ」
と言えるワーニャはすごいな……。

 二人のきのこ仲間として、ゆん太の作品の
ファンで彼を師匠と呼ぶ女子高生紅(べに)
ちゃんと友人のアンズちゃん、

ワーニャの離婚した奥さんの娘つぐみちゃん、
(連れ子なので血は繋がってない)

ワーニャの弟で日本の大学に留学してきた
マイペースなトーニャ、
家具職人のゆん太の叔父さんなどが登場します。

なめこ狩りに行って、バーベキューグリルで
(バター醤油で)焼いて食べるとか
なめこホットサンドとかすごく美味しそうです。

トリュフご飯とか、アミガサタケの中の
空洞に肉を詰めて焼いたりとか。

楽しそうだけどガスマスク装着して
シャグマアミガサタケを毒抜きは……
マニアってすごいな(遠い目)

きのこくーちか(1) (ビッグコミックス)

きのこくーちか(1) (ビッグコミックス)