昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

石田スイ『東京喰種』その2

『東京喰種』は魅力的なキャラが多く、
特に月山はアニメ版で出番が早まったり

実写二作目のCMは松田翔太演じる
月山の方がメインのような扱いです。

月山習(つきやま しゅう)
通称:美食家(グルメ)

その名の通り、獲物の目玉だけ奪ったり
わざわざレストランで皿の上に乗せて
食べたりと妙なこだわりを持つ男。

長身イケメンのキザ野郎で
月山財閥の御曹司。
トーカにはものすごく嫌われています。

カネキの人間の混じった匂いが気になり、
彼の読書家でお人好しの性格を利用して
「喰種レストラン」へ引き込みます。

カネキの血のついたハンカチを、トイレで
スーハースーハー嗅ぎながら
感極まってるシーンも大概でしたが

その後、西尾錦の恋人・貴美さんを攫っての

「トレ!!ビアンッ!!」

「カネキくんが食べながら
カネキくんを食べたい!」

(=人間を喰ってる最中のカネキを喰べたい)
発言でその場の全員をドン引きさせる変態っぷり。

アニメ版では宮野守ことまもちゃんの熱演で
更に天井知らずのボルテージに。

この回は月山の変態大暴走だけでなく、

恋人を月山から護ろうと、ズタボロにされてもなお
立ち上がるニシキを大好きになるエピソード
でもあります。

登場時はあんなに嫌な奴だったのに……。

無駄に強い月山に対抗すべくひらめいた
カネキの秘策が

トーカがカネキを喰って
パワーアップすること

それを目の前にした月山の

「僕のだぞッ!!!!!!」
今までベラベラ喋っていた分、取り乱しようが
よく表れていました。

その後月山はしれっと味方側につき、
資金面でも戦闘でも惜しみなく協力します。

しかしいつ裏切るかわからない一面も
のぞかせる、危うい存在でした。

それだけに死ぬとわかって捜査官の群れに
向かおうとするカネキを止めようとして
かなわず、泣きながらの

「後生だ」「行かないではくれまいか」
うるっと来ました。変態のくせに……。

5巻での「後生だ」一口喰わせて、が
関係性の変化で別モノになるのいいですね。

続きはまた後日。