昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

北条司『CITY HUNTER』その1

CITY HUNTER(85~)は新宿を舞台に
女好きの「始末屋」(スィーパー)冴羽リョウ
相棒・槇村香と共に悪を退治する
時にコミカル、時にハードボイルドな
ガンアクションものです。

※リョウの漢字が出ないのでカタカナ表記にしています。

依頼の申し込みは新宿駅掲示板に
「XYZ」(=後がない)と書くという設定に

当時、教室の後ろの掲示板には必ず誰かが
XYZと書き込んでいたものです。

序盤、リョウの相方は香の兄でしたが
麻薬組織によって殺害され、
リョウは香を逃がそうとするものの

「新しい相棒が必要だろ?」と
香はパートナーに名乗りを上げます。

槇村兄(ちなみにフルネームは槇村秀幸
とのコンビ時代はかなりハードボイルド寄りで

殺された恋人や妹のための復讐を
請け負うなど、仇を討っても大事な人は
戻らないビターエンドが多かったのですが

香がパートナーになってからは
ボディガードや人助けの仕事が多くなり、
ハッピーエンドが定番に。

どっちの時代もリョウの女好きは
変わりませんが

序盤の方が報酬に貰ったハーレムの女たちとの
関係を示唆する台詞があったりと
アダルト路線で、

香がパートナーになって以降は、
女好きの言動には即「100tハンマー」が
炸裂する、完全にギャグの扱いになります。

ちょうどフィルムノワールの影響が強かった
一期ルパン(緑ジャケ)が、

コメディ多めの二期ルパン(赤ジャケ)になって
国民的アニメになった感じでしょうか。

 どっちにしても悪人を銃でなぎ倒す
超カッコいい姿と、極度の女好きとの
ギャップがリョウの魅力であることに
変わりはありません。

勿論、香とのどつき漫才からの
最高のコンビネーションも素晴らしい。

87年にはアニメ化され、クライマックスで
挿入歌『Foot Step』と共に
リョウが現れ、悪人たちを倒す場面は
本当にカッコよく、

更に本編ラストからの
ED『Get Wild』へ入る演出は
今なお神がかってるとしか言いようがない。

語り足りないのでまた明日!