昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

平野耕太『ドリフターズ』その7(7巻感想5)

信長、与一らと別れ、
ハンニバル義経
共に行動することに。

勝たせてやるって
具体的にどうやってと
義経に訊かれて

ハンニバル「“破竹の快進撃”
なんぞ してはいかんの
じゃよなぁ」

黒王軍の計画にそもそも
無理があることを指摘します。

「お前もなんとなしに
感じてたからこそ」
離脱したんだろうとまで
察してるハンニバル……。

ハンニバルは黒王軍が
殺し損ねた流民を纏めようと
計画。

ハンニバル「おじいちゃんと
一緒に国をおっ建てんか」

予定(意訳):

絶望する民たちを救う
黒髪の少年王と
知恵者の老師。

義経「俺はもうすぐ
三十路だが 
少年王は無理がないか」

ハンニバル「マジか」

ここのやりとり好きです。

一方、お豊は目が覚めた
直後に戦艦・飛龍の中で
菅野さんと大ゲンカ。

猫獣人兵「だれか
大人の人呼んできてーッ」

死にかけてた相手に
容赦なさすぎだけど
お豊も本当にタフだな……。

呼ばれた山口多門提督が
お豊に何者か尋ねると

豊久「島津家久が一子
日向佐土原之領主
島津中務少輔豊久」

ここの二人の表情
ツボでした。

菅野「やっべぇ 大名
ブン殴っちまった」

菅野さんにそんなまともな
感覚があったとは(驚愕)

提督「大尉 君は既に
ローマ帝国の救国英雄を
蹴り飛ばしている」

提督の冷静な指摘も
じわじわきます。

腹が空いたとか色々
知りたいこともあるだろう
お豊の要望はガン無視して

提督はいつもの「お勉強」を
優先。

今回の授業は「関ヶ原」。

提督はおおまかな両軍の
布陣図を見せて、

スキピオに「東軍、西軍、
どっちが勝ったと思う」と
尋ねます。

スキピオは東軍総大将・
家康の軍歴などいくつかの
質問をした後

スキピオ「勝ったのは
東軍 断言できる」

(解説は略します)

「至極つまらない戦場だ」

読者はスキピオの慧眼に
感心するところですが……。

(思い切りぶん殴って)

豊久「ぬしゃが言うが
通りじゃ くだらなか
戦じゃったぁ」

スキピオ「じゃあ何で
殴ったァ!?」

豊久「すえかねたからじゃ
南蛮人ンン」

(大喜びする菅野さん)

続きます。