『幽・遊・白書』(90~)は一度死んだはずの
主人公・浦飯幽助が霊界からの温情で
「霊界探偵」として蘇り、様々な妖怪たちと
戦うお話です。
92年にはアニメ化もされました。
序盤の蘇りのための試練などはほのぼのとした
人情モノでしたが、
蔵馬と飛影が味方になって以降、人気に比例する
ようにシリアスなバトル物になっていくのは
ジャンプのお約束です。
今なお人気のエピソードは戸愚呂兄弟を始めとする
強敵たちと戦った「暗黒武術会編」と
特殊能力による頭脳戦も加わった「魔界の扉編」です。
『HUNTER×HUNTER』もそうですが
知略で相手を倒す作風が
はっきりと出てきたのがこの辺りですね。
あと敵の病んでる……というか独特のイカレ具合も。
普通、マンガの「ヤバい敵」というと残忍だったり
容赦なかったりという描写ですが、
仙水とか樹とか明らかにベクトルが違う。
骸の設定も大概ですが。
当時の人気はすさまじく、私の周囲はみんな夢中でした。
飛影・蔵馬は勿論、コエンマ、幽助、鴉、左京、
戸愚呂兄とか。ちなみに私は桑原くん推し。
第3期ED『アンバランスなKISSをして』を
カラオケで歌うと、本編が編集された映像が見れますが
思い入れのある人が関わっているのか
「暗黒武術会編」ラストで幻海が地獄へと向かう
戸愚呂弟を見つめるシーンと
アニメ版のオリジナルシーンでこれから死にゆく
左京が静流にライターを渡すシーンなどが挟まれており
歌ってて泣きそうになりました。
幽白に限らず、当時アニメのオリジナル部分に
原作にはない恋愛フラグを入れるのが流行っており
この二人もそんな感じでした。
ただ左京の場合、死を前に誰かに形見を託すという
ような「人間味」を加えることは、
自分も含めて人の命なんか何とも思っていない
サイコパスっぷりを損なうことにもなるのですが
たった独り死ぬのは気の毒だと思ってつけられた
エピソードだと思うと責められません……。
語り足りないので続きます。特に桑原くんについて!
【早期購入特典あり】 幽☆遊☆白書 25th Anniversary Blu-ray BOX 暗黒武術会編 (描き下ろしイラストミニ色紙 2付)
- 出版社/メーカー: バンダイナムコアーツ
- 発売日: 2018/08/28
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る