70~80年代の漫画には、星型のアザや
しるしを持つキャラが多数いました。
星型のアザで一番有名なのは
『JOJO』シリーズの
ジョースター一族の証でしょう。
松本洋子『黒の輪舞(ロンド)』には
魔女の女王”ブラック・クィーン”の証として、
上原きみこ『タヒチアン・ロマンス』でも
星型のあざを持つ少女を探しています。
(手元にないけど、いきなり
姉さんになってと言われた記憶)
見つからないので替え玉をでっち上げたら、
替え玉が本物だったというオチでしたね。
アザは生まれつきのものも多いため、
宿命を背負っていることを表現するのには
ちょうどいいのかもしれません。
元ネタはおそらく『里見八犬伝』の牡丹のアザで
しょうけど、何故か星型が多いですね。
外国でも異世界でも、シンボルマークとして
通用しそうだからでしょうか。
あざではなく「しるし」だと、
宇野比呂士『キャプテンキッド』の
主人公キッドと、宿敵ヴィスコンティの
両者の手のひらに、
「星のしるし」というのがあって、
キッドの黒い皮手袋ごしにも
光っていました。
(アトランティスの秘宝や王家に関わりがある
っぽいですが、結局は謎のままでした)
『悪魔の花嫁』の砂粒の命を得た巫女や、
蜘蛛の化身のティナの額にある星の
形のイレズミは、奴隷の証です。
星型以外のアザやしるしは次回。