昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大和田秀樹『「ガンダム」を創った男たち』その1(上巻感想1)

※原案 矢立肇富野由悠季

『「ガンダムを創った
男たち』(14~)は

TVアニメ『機動戦士ガンダム
創作秘話をフィクションも
交えつつ、熱くコミカルに
描いたマンガです。

ガンダムを知らなくても
「昭和のクリエイターたちの
モノづくり話」としても
楽しめると思います。

同作者の『ムダヅモなき
改革』疾風の勇人
角栄に花束を』

読んだことがある人なら
わかると思いますが、

主人公は強烈にキャラの
立った実在人物で、

どこまでが実話で
どこからネタなのか
わかりづらいほど。

第一話では主役格の
富野ヨシユキ監督の
破天荒さが描かれます。

なにしろ冒頭から
アフレコ中の古谷さんに

「二度もぶった!
親父にもぶたれたこと
ないのに!!!」

この台詞を
何度もやり直しを
要求した挙句、

遂にはグーパンで腹と顔を
思い切り殴りつけた上で

富野監督
「セリフを言ってみろ」

思いきり実感こもった
セリフが出て

「さっきまでと
まるで違う……

トオルのやつ
化けやがった……」

古谷さん
(監督……
ボクの力を引き出す
ためにわざと……)

男版『ガラスの仮面』かな?

念のため言っておきますが
当時パワハラなんて
言葉はありません。

実に昭和的なエピソード
でもあります。

うっかり(ありそう……)って
思っちゃった人、
フィクションですからね!?

第二話では天才アニメーター、
安彦ヨシカズさんが登場。

華麗な絵の天才絵師が
美形キャラで描かれるのは
理解できますが

背後に若い男女の
取り巻きを従え、

安彦さん
「銀座のマキシムドパリに
予約を入れておいて
くれたまえ」

絶対ウソだ(断言)

ギャグシーンも兼ねてますが、

バンカラで下品な
おっさんキャラの提案に

上品で優雅なイケメンが
夢を見せられ、乗せられて
しまう」王道展開は

2人の格差が大きいほど
面白いものです。

一度は富野監督の
誘いを断った安彦さんが

捨てるつもりの企画書を
うっかり見てしまい、

スタジオまでやって来ての
やり取りが熱い……。

こんな作品10年
早すぎると言われて

富野監督
「だったら時代をよ

十年進めようじゃねぇか
オレたちの手で」

続きます。