昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

壱原ちぐさ『シテの花ー能楽師・葉賀琥太朗の咲き方』その7(1巻感想7)

六番目は泰山先生の
孫の北斗が登場。

冒頭、仕舞の稽古で
散々ダメ出しを
喰らう琥太朗。

しかし見学してる
璃乃ちゃんは

(……いや初心者で
これだけできてれば
充分)

これはプロの能楽師
なるための指導だと
察します。

(コタくん……
泰山先生に
認められたのね)

回想シーンに入り、
視点は泰山先生へ。

前回、訪ねて来た
至龍とのやり取りを
思い出しています。

至龍
「琥太朗さんはね、
面白い花を
持ってるんですよ」

(まだビギナーズ
ラックで未熟だけど)

「芸が伴って
まことの花が
咲くのを見たい」

だからこそ早く
一流に育てて表に
出したいと願います。

泰山先生
(宝華流の未来を
担う至龍の考えに
乗ってやるのも
良いだろう……)

というわけで

「……さて コタ
お前を舞台に
出してやる」

驚く琥太朗に
弟子の発表会だと
説明します。

ただしプロの能楽師
家元も見に来る……

泰山先生
「家元に認めて
いただいて
“通い”になれ」

※プロになるための
登竜門。

しかし、元芸能人の
経歴ははっきり言って
面倒だから

通いになるのは難しいと
断言しつつも

「リスクを上回る
己の価値を
舞台で示せ」

「それがお前の
能楽師になる
唯一の道で……

リスクを承知で
お前を買った

至龍に返すべき
義理だ」

琥太朗「はい……!」

その会には自分の
孫も出る、と外で
仕舞の練習中の北斗を
窓越しに眺めます。

琥太朗
(……一目で
“重み”が違うのが
わかった)

歳も近いし、
どうしたって
比べられることに
なるので

泰山先生
「最低限 見劣り
しない“花”が
ほしいな」

要約すると花とは

徹底して「型」を
叩き込んで

本人の癖をひたすら
潰しまくった上で

それでも残る
“真の個性”のこと。

琥太朗から見た
北斗の印象は

(たくましい。
武人みたいな
花だ……)

一方、北斗から見た
琥太朗は

北斗
「--なんだ
軟弱そうで
能をやっている
ようには見えないな」

「稽古舞台(こんな
ところ)になんの
用だ?」

いきなり侮蔑するような
第一声を吐いた相手に

琥太朗
(花……おれの中にも
あるのかな)

このモノローグが
来るのがコタらしい……

続きはまた後日。