昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

壱原ちぐさ『シテの花 能楽師・葉賀琥太朗の咲き方』その5(1巻感想5)

四番目は女性能楽師
志望の女子高生、
卯ノ花璃乃と琥太朗の
出会い。

冒頭はかつての
芸能人時代の
チームメイトたちが

琥太朗のことを
話していると
プロデューサーから

(台詞は意訳)

プロデューサー
「引退より復帰の
方が面白かったのに」

女性メンバー・レオナ
「コタ自身が
ファンを傷つけるかも
しれないキズを晒すことを
望まなかった。」

「……だからこの話は
それで終わりなんです」

無神経な発言に淡々と返して、
誰も下手に迎合しない
あたりが皆、常識人……。

その頃、琥太朗は
泰山先生と稽古中。

泰山先生
(たった一回で
構えがすっかり
出来ちまった。
コイツはーー……)

内心驚いてるところに
璃乃が駆け込んできます。

璃乃
「ねえねえ
茶髪のキミ
何者!?」

泰山先生から
璃乃を紹介。

「小学生の頃から
ここで能を習っていて……

女流で能楽師(プロ)を
目指している

うるせえ能楽師
オタクだ。」

ちなみに女流の能楽師
百年くらい前から
いるらしい……。

璃乃
「お稽古はね、
見るのも見られるのも
勉強になるんだよ。」

というわけで璃乃の
稽古を見学する琥太朗。

先輩だけあって、
先生のお手本なしでも
一人で謡えます。

琥太朗
謡って腹式呼吸
大事なんだね」

(着物+肉厚なので)

泰山先生はお腹の動きが
見辛かったけど、と
言われて

咄嗟にお腹を押さえる
璃乃ちゃんが可愛い。

琥太朗
「おれ謡に苦戦してる
から すごく勉強に
なったよ。
ありがとう」

話してるうちに流れで
琥太朗が元芸能人で、

一時期(大事故で)
話題になった当人と
知っても態度が変わらない
璃乃はいい子……。

能楽師は潰しが効かない、

「一生を賭けて
芸を極める世界なの。」

他の道を捨ててしまって
いいの?と真面目に
忠告してくれます。

しかし帰り道での
琥太朗のモノローグは

(一生頑張って
良いのなら……
不出来なおれでも
強くなれる)

その頃、至龍は
舞台の上。

若い弟子たちと、
琥太朗の入門に反対した
一礼(かずのり)さんの
やり取りで、

至龍が既に「一生賭ける
覚悟」でいることが
読者に伝えられます。

続きます。