井上まい『大丈夫倶楽部』その37(8巻感想1)
前巻のお話:
謎の生命体に個人情報を
譲って失踪した芦川探偵を
アキラが発見。
「芦川が会いたがってる」と
伝えるも、拒否されます。
なお現在はホームレス。
絶望の果てに世を捨てた
わけですが、命は棄てて
なくて良かった……。
129話冒頭、
芦川探偵(現在はモトカワ
さん)は「どうするかは
あなたに任せる」と
アキラに全てを託して
去って行きます。
「会いたくない」とは
答えても、モトカワさんを
見つけたこと自体は
言うも言わないも自由、
しばらくの居場所まで
教えてるので、そこまで
強烈な拒絶ではない
ようです。
アキラ
「できる限り事実だけを
そのまま話す」
アキラから報告を聞いて
芦川さん
「会いたくないなら
それは……仕方がないね」
返事を聞いて落ち込む
「芦川さん」に
(向こうには向こうの
事情があるかもだけど)
「お前自身はどうしたいと
思ってるんだ」
初登場時は人との関わりを
極力避けていたことを
思うと
成長したなぁ……(泣)
芦川さんは懊悩しつつも
「会いたくないなら
無理やり会ったりしない」と
結論。
アキラ
「……もし気が変ったら
居場所は教える」
「少なくとも 今
生きて暮らしてたのは
分かった」
芦川さん
「明嵐君……
僕の友だち……!」
アキラ
「……まあ……うん」
鼻水まで垂らして泣いてる
人に手を握られ、目をそらし
つつも応じるアキラ……
いい奴だ……(ほっこり)
130話冒頭では
芦川
「とはいえ 全然
大丈夫ではない」
心のうちではモヤモヤを
引きずってることが
描かれます。
なんとなくもねに
電話してみると……
もね
「どうしたんすか~ッ
こんな時間にぃ~」
既に酔っ払い
テンション。
もねの部屋に行って
いつも通りまったり
会話やゲームしてるうちに
突然の変顔で
笑わせてきます。
不意打ちで吹き出した
芦川さんですが
それをきっかけに
本音が……
芦川
「つらい やだーっ!!!
つらいーー!!!」
大泣きする芦川さんと
笑い続けるもね。
シュールな光景ですが
(ひとしきり泣いて)
芦川「すっきりした」
全く意図してなくても
誰かの言動に救われる
時もある……。
続きます。
