昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

倉尾宏『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』その25(7巻感想3)

第63話は視聴者の
反応から。

作中屈指のツッコミ
どころの巨大ババアや

初登場ラオウ
ド迫力、

ラオウにレイが
倒される衝撃、

ラオウケンシロウ
血まみれの死闘と
視聴者は笑ったり
泣いたり大盛り上がり。

モブ女子生徒
「レイが死んだら
私生きていけない!!」

友人の女子
「そ……それは
大袈裟……!」

十代女子にとって
推しの生死は
本当に重要な問題
なんだ……!(真顔)

80年代は「推し」で
なく「○○命」と
表現してたし……。

その頃監督は
映画と多額の予算に
浮かれて迷走中。

原口監督
「100階建ての
塔を作りましょう!!」

脚本家・武藤さん
「物語に意味が
あるものでないと
駄目だよ!!」

新キャスト候補の
役者のリストが来たと
プロデューサーが
言っても話に夢中。

作品人気の高さや
役者の熱演と
好条件が揃いながらも

監督の迷走という
不安要素が仕込まれます。

第64話では新キャラ、
サウザーとシュウを
演じる俳優が登場。

「ヘイプロの
柏葉隆吉です!」

まずは笑顔が爽やかな
優しげな人が挨拶。

監督
「いくつもの作品で
主演を張る
売れっ子の柏葉チャン!」

「今年の好感度調査
ナンバーワン!」

お巡りさんや弁護士など
ヒーロー的な役で人気と

監督が台詞で
どういう役者なのか
読者に説明。

そしてもう一人は……

武藤さん
「えっ……
裏社会の人が
会議室に!?」

監督
「彼は……谷口陣!!
役者さんです!!」

脚本家も怯える怖い
顔の役者さんについても
監督が台詞で説明。

主役側にいたことがない、
ヤクザ映画には欠かせない
悪役一本の人。

というわけで

善人顔の柏葉さんが
味方のシュウ、

悪人顔の谷口さんが
敵のサウザー役として
撮影に入りますが

プロデューサー
「ヘイプロが……
柏葉くんをサウザー
したいって」

監督
「撮影始まってから
言うことじゃないですよ!」

大手事務所からの
電話一本でキャストが
変更に。

配役を交代したものの
柏葉さんは迫力が足らず、

谷口さんに至っては
笑顔のシーンでも

ケンシロウ役・優李
「じゃ……邪悪……!」

映画撮影開始から前途多難……。

続きます。