昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

西修『魔入りました!入間くん』その99(40巻感想6)

345話では入間くんの
肩に乗ったまま、
ノヴァがイルマ王反対の
意見を熱く語ります。

※長老に一喝された
時のノヴァの反応は
伏線。

長老「イルマ様を
操縦するんじゃない!」

ここのノヴァを見る
クララとアズくんの
反応が見事に分かれて
いる……。

一見コミカルなシーン
ですが、ノヴァの訴えは
真剣なもので

ノヴァ
「俺たちは守って
もらうだけの弱小種族
なんかじゃない!」

「張力だけが優秀な
種族だとか……

そんなレッテル
貼られっぱなしじゃ
ダメなんだよ……」

アズくんが真顔に
なっている……。

しかし肩に乗られたまま
好き放題頭上で
わめかれたのに
入間くんは笑顔。

クララとアズくんも
ほっこり顔に……。

入間
「ごめんなさい真剣な
お話してるときに……
でも きみが……

僕の大事な悪魔(ヒト)に
よく似てるから」

ノヴァの言動に
師匠バチコを重ねた
入間くん。

入間くんは長老に

「僕らはまだ多耳族の
皆さんをよく知りません」

「僕らに皆さんを
理解する時間を
ください」

案内人としてノヴァを
指名。

ノヴァ「なんで俺が
そんなこと!」

アズ「イルマ様の
ご指名だ」

迫真の表情のアズ&
クララに左右から
腕を掴まれ……。

これは逃げられる気が
しない……。

そのまま連行される
ノヴァ。

長老「おっ お待ち
くだされ!」

長老は慌てますが
メフィストは笑って
見送ります。

メフィスト
「とりあえず
スタート地点には
立ったね」

メフィストは多耳
カチューシャをつけて
いない=彼らに寄り沿う気は
ないと暗に示しています)

周囲にいる多耳族の
子供たちに聞かせる形で

メフィストが昇級試験
「スカーラ」がどれだけ
困難かを説明。

合格率はおよそ6%。

合否は試験官役の
裁量に任されます。

実は今回の試験の
正解は

「この種族を救うためには
キミが“王”になっては
いけない」

「多耳族の中から
相応しい“器”を
見つけ出し

王として擁立する
こと」

「キングメイカーに
なることさ」

メフィストの二つ名が
「盤外の王」なのも
納得の考え方ですが

イルマ王と自分から
呼んでおいて

答えが「王にならない」
なのは意地が悪い……。

続きはまた後日。