昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

トマトスープ『奸臣スムバト』その1(1巻感想1)

『奸臣スムバト』(23~)は
モンゴル侵攻に揺れる
13世紀ジョージア

モンゴルに恭順を選んだ
貴族の青年スムバトを
主人公に描かれる
歴史モノです。

※奸臣(かんしん)
=邪悪な心を持った
家来。

冒頭から城がモンゴル軍に
包囲される中、
興味津々で敵陣を眺める
スムバト。

兄のエリクム
「寝返るぞ
モンゴルに」

スムバト
「うん いいね」

始まって5pで
祖国を裏切る宣言……

ここからモノローグで
現状解説。

1236年、
チンギス=カァンのもと
モンゴルの勢力は拡大を
続け、

ジョージア王国にも
迫っていた。

女王は侵略者を
前になす術なく

王国内の貴族=領主たちは
次々にモンゴルに降って
いく。

主人公の実家、
スィウニク領主
オルベリアン家も
その一つだったが

スムバトたちには
一族の生命や領土を
護る以外にも

もう別の目的が
あり……。

一旦、時系列が戻り
スムバトの子供時代を
描くと同時に

彼の一族や置かれた
環境、主要人物も
解説されます。

・スムバトの一族に
与えられた領土は
現在のアルメニア
端っこ。

・スムバトは宰相
(アクベキ)に預けられ、
仕えている。

古今東西、あまり力の
ない貴族の次男以下は
有力な他家に仕えるか
僧院行きが定番ですが……。

・スムバトは知的
好奇心旺盛な性格。

祖父や父、兄が面会に
来てる最中にも
異教徒であるペルシアの
詩の本を手放さず

エリクム
「あのな 今この国は
それを書いた奴らと
戦っててだな」

と、兄に呆れられるほど。

父は「彼らの文化には
学ぶところも多い」と
寛容な姿勢を見せます。

ところがその父が
突然何者かに暗殺された
のをきっかけに

スバムトたちは自分の
一族のルーツを
知ることに。

かつてはジョージア
大貴族だったが
反乱を企てて追われ、

一度はペルシアに亡命
するも、その後父の代で
戻ってくる。

与えられた新たな領地は
山ばかりの険しい僻地。

祖父
「オルベリアン家は
帰らなければ
ならない
王都(トリビシ)へ」

それは父の死の真相を
知ることと共に、
彼らの悲願となります。

父の死後、スムバトが
兄と共に宰相のもとへ
赴いたところ……。

続きます。