昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緑川ゆき『夏目友人帳』その20(31巻感想5)

背後からの手は
的場さんでした。

的場「夏目くんは
お宝をみつけ
られましたか?」

先生「あんなもん
見つけたとたんに
壊れた」

予想通りだったと
理解が早い的場さん。

察しがついてたなら
なんでいつまでも
うろちょろしてる、と
ツッ込まれて

的場「これでも
黒峰美彩として
商売で来てるん
ですよ」

この辺りのやり取りは
和みですが2人(?)は
あることに気づき……。

その頃「セブン」
紛失騒ぎをあやかしの
せいにして

ただ今取り返してきたと
オークションの客たちに
説明していたところ

あやかし(それを
持ってるってことは
オマエ この家の
新しい主?)

黒いあやかしが
巨大化して登場。

屋敷を守っていた
宝具が消えたことで
表に出てきたのでした。

あやかし
(いちばん強い
オレが主になる
おまえはジャマ)

階段から突き飛ばされる
セブンを受け止め、
あやかしを吹っ飛ばした
のは「黒峰美彩」でした。

逃げたあやかしは

斑「消し飛ばされたく
なくば去るがいい」

凄まれただけで
屋敷から退散。

客たちは黒いベール=
黒峰美彩の話題に夢中で
紛失騒動のことなど
忘れた様子。

的場さんがセブンを
助けた理由は

あのままでは姉の
肖像画が傷をつけられて
しまいそうだった

的場「あの絵はーー……
父が気に入っていた
ものだったので」

珍しく家族に関する
発言が……。

田沼くんは戻って
きた先生にも、あやかしと
話したことを語ります。

先生「…………」

そのあやかしは先程
本心をあらわにして

退治されたばかりなのですが
あえて言わない先生の
優しさ……。

しかし悪役でもあった
あやかしの話と、
そこからの田沼くんの
推察が

「モリオは花の形の
指輪だけを持って
屋敷を去った」

田沼「手放したという
より……

仲富の人たちが大事に
していた家や物を

愛してくれる人達の
ところへ送り出したんじゃ
ないのかな」

今回の物語の救いに
なってるのが、本作
らしくて素晴らしい。

回想で仲富夫妻と
モリオの深い親子愛が
語られるほどに

宝具が彼をよそ者と
認定したのがより
切さを増しますね。

続きはまた後日。

車の運転時はゴスロリから
ジャージに着替えるんだ
アリサさん……。