第10話は次女の
太重(たえ)が主役。
とはいえ冒頭ではまだ
眠りの中。
一方、山田くんは
会社の「おつかれ会」に
出席中。
社内でデリバリー
ピザって……
なんとも言えない顔の
山田くん。
社長との会話で
今日休んでる仁衣の
話題になり、
「おつきあいってさ
日頃の働きありがとう
って気持ちとか
ねぎらいたいって
気持ちなのに」
「全然受け取らない
人だよねー」
(何か思うところが
ある表情の山田くん)
→前回出会った
仁衣の甥、岳に
メールします。
山田「買い物つきあって」
話題は太重に
戻り、
時間ギリギリに来て
堂々としたもんだと
上司に嫌味を言われても
平然としたもの。
すぐ近くでは
同じ課に異動してきた
同年代の男性職員、
桂木さんが
女性の上司から
来庁者からあなたに
クレームが来てると
注意されていました。
内容は「お客様と呼ぶな、
名前で呼べ」とか
些末なこと。
淡々と受け流す
桂木さんの
ユーモラスな言動に
微笑む周囲の女性たち。
休憩室では面白い
人だと高評価でしたが
「不倫して飛ばされた」
という話が出た途端、
評価が一変します。
そんなやり取りに
背を向けて出ていく
太重。
桂木さんも入りづらい
ので外へ出ます。
太重が公園でお弁当を
食べていると、桂木
さんも合流。
2人のやり取りから
昔からの顔見知りで
あることが分かります。
桂木「あいかわらず
ひとり好きなんですね」
太重「群れの中でも
自立が私のモットーだ」
変りませんね、と
言われて
「桂木さんは力
ぬけたね」
「おくさん出てっ
ちゃったからかな」
ド直球にも程がある
ある発言をします。
桂木「もったいないって?
人生台無しだって?」
(さっき陰口で
言われていた台詞)
太重「もったいないか
どうかは本人が
決めることだし
積んだ経験は
身につくものだから
台無しにはならない」
桂木「……八条寺さん
少しまるくなりました?」
その後、太重の回想で
若い頃の桂木さんの姿が
描かれます。
恥ずかしそうに結婚報告
したり、愛妻弁当かと
言われて照れたり……。
太重(うつろいゆくな……)
しみじみと呟く太重。
続きます。