昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

原作:三条陸/漫画:芝田優作『勇者アバンと獄炎の魔王』その22(11巻感想2)

第42話はアバンと
ヒュンケルの出会い。

バルトスがアバンに
ヒュンケルを託した
「約束」も、

バルトスがハドラーに
処刑されたことなど
知る由もなく。

塵と化したバルトスの
傍らで、アバンを
睨みつけるヒュンケル。

2人の間に落ちている
紙製の星のメダル……
相変わらず見るたびに
涙腺を刺激されます。

アバン
(……この少年は
たった今 唯一の
肉親を奪われたのだ)

(その原因は
紛れもなく 私だ)

(その憎しみは……
私が すべて受けよう!)

アバンはあえて「約束」の
ことは言わず、偶然彼を
見つけたように装います。

ヒュンケル
(おれを……
魔物に捕まった
憐れな奴隷か何かだと
思っているんだ……)

父の仇を討ちたいが、
魔王を倒した相手に
今挑んでも勝てる
はずはないと

怒りと悲しみに満ちた
状態でも、そこは冷静です。

アバン「私と……
帰りましょう
ヒュンケル
人間の世界に!」

ヒュンケルは無言で
アバンの手を取り……。

アバンが皆と合流した際、
真っ先に抱き着いてくる
フローラ姫。

マトリフ
「ラブシーンなら
国に返ってゆっくり
やってくれねえかな?」

ロカ「賛成だな
オレも早く
娘の顔が見たい」

そんな軽口で皆が和み、
喜びに溢れる中で
一人離れたところに
佇むヒュンケル。

気付いたチョコマが
ケガを治そうとしますが
それも拒否します。

皆について行くヒュンケルが
一度、地底魔城を振り返り
泣くのを堪えているのが
切ない。

その頃、バルトスの
遺言は宝箱の貝殻に
宿り、

マァムに発見されるまで
長きに渡ってヒュンケルを
待つことになります。

そして魔王軍側は
正気に戻ったブラスが
デルムリン島に同族を
呼び戻していました。

当分、人間たちが魔物を
恐れ、嫌うだろうからと
いう事情と、

いつの日か「勇者様」に
恩返しが出来ることを
祈りつつ……。

一方、ザボエラは
ハドラーが敗れたことで
罵詈雑言吐き散らして
物やザブザに八つ当たり中。

そこにハドラー(精神体)が
現れ、次に復活する時は
自分の部下となるよう
強要します。

目標を得て張り切る
ザムザが不憫でならない……。

続きはまた後日。