第一部・完結!!
今巻はハドラーが
倒された後の
エピローグと、
新たな展開への
前フリが描かれます。
冒頭第41話では
ハドラーが敗れたことが
両陣営に伝わります。
アバンは勝利の余韻に
浸るより、安心して
倒れるより先にやる
ことがありました。
アバン「“あの約束”を
果たさなければ……」
一方、バーンのもとで
対決を見物していた
キルとミストは
バーンの姿がない
ことに気づきます。
バーンはハドラーの
魂に話しかけていました。
ハドラー
「なんだ ここは?
黄泉の世界……か?」
バーン「違うな
ここは世の作りだした
異空間の中……」
バーンはこのままでは
お前は死ぬが、
自分に忠誠を誓えば
復活のチャンスを
与えると告げます。
その頃、バルトスも
ハドラーの死を感じて
いましたが……
バルトス「ハ……
ハドラー様!
生きておられたの
ですか!?」
ハドラーはバーンによって
命を救われたこと、
今は眠りにつくが
後に魔王軍を再建する
ことを話した上で
ハドラー「おまえを
処刑しておかなければと
思ってな!」
この辺りは原作ファン
なら周知の通り。
しかし本作では新たな
エピソードが加わります。
バルトス
「……わかりました
この命は元々 あなたに
いただいたもの」
「この場で奪って
もらってかまわない」
バルトス「だが!
その前に言わせて
いただく!」
長いので割愛しますが
バルトスは真摯に
諫言します。
「あなたは あなた
らしさを失ったから
負けたのです!」
しかしその言葉は
届かず、
ハドラー「新たなる
魔王軍では……
お前のような
不良品は
絶対に作らぁん!!!」
この回のサブタイトルは
「ハドラー堕つ」
ハドラーが倒された
ことと同時に、
彼が三流魔王へ
堕ちてしまったという
二重の意味があります。
そしてバルトスは
ヒュンケルの目の前で
崩れ落ち、
探しに来たアバンと
出会う……。
続きます。
バルトスがいまわの
きわに思い浮かべた
幼い頃のヒュンケルの
回想がまた泣ける……。
そりゃおまけページで
ヒュンケル
「…………この本……
うっかり開いたら
ダメなやつだった……」
その通りだよ……!(泣きながら頷く)