昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

池辺葵『ブランチライン』その8(2巻感想3)

第8話は仁衣(にい)の
エピソード。

冒頭、巻いてるストールを
後輩の山田くんから

「ピンクのマフラー」と
言われた仁衣は

ピンクじゃない、
アーモンド色だと力説。

仁衣はこのストールの
色の表記を、オンラインで
社長と協議中でした。

わかりやすい表現に
しろと言われても

一歩も退かない仁衣の
こだわりの強さが描かれます。

結局アーモンド色でOKが出て、
色の説明を加えることに。

その流れから、山田くんの
前に数冊の本が積まれます。

仁衣「色の勉強をしたまえ
世の中には驚くくらい
美しい色が
あふれているのだ」

その中の一冊を手に
取って尋ねる山田くん。

山田「これは?」

仁衣「アフリカの
いろんな地域の
ファッションの
レポートだ」

場面は仁衣が営業を
かけている有名ブランドの
展示会へ。

仁衣と山田くん、社長と
その秘書も参加します。

ブランド「onde」
代表の藤崎さんは
上品な老婦人、と
いう見た目ながら

一筋縄ではいかない
人物なのが描かれます。

社員も彼女のことを
説明する際に

「恨まれるのが怖くて
生きていけるかって

私は生まれた時から
恨みを背負ってきたって

そんな恐ろしいこと
いう人だよ」

社長は藤崎さんに
仁衣の言葉を
引用しつつ

今の若い人たち
ファッションに対する
傾向を語り、

仁衣が自社サイトで
書いた

先程のアフリカの
ファッションレポートの
紹介文を見せます。

(様々な事情はあれど
彼らのファッションを
楽しむ姿を見てると)

「問いかけてくるように
感じる

あなた 今
楽しい?」

藤崎さんの回想が
入り、田舎に居ても
「めかけの子」と
いじめられるので

上京してお針子に
なるのだと説明されます。

初めて都会のファッション
=華やかな文化を前に
目を輝かせ……。

その頃を思い出して
微笑む藤崎さん。

ラストで藤崎さんから
出店許可の連絡が入るの
ですが、

それだけでなく

山田「……楽しい……か
難しいこと言うなあ……」

(ほんとだ いろんな
色がある)

しんどい状況だと
認識が限られてしまうので

それに気づいただけでも
変化がある……と
描かれるのが素晴らしい。

続きます。