昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

羽海野チカ『3月のライオン』その8(17巻感想5)

187話では引き続き
あかりさんメインの
ほっこりエピソード。

大工さんたちのおやつ
&お茶の配達のついでに

施工主の許可の元、
軒先を借りてお団子を
売っています。

4種類のお団子&
3種類のアツアツ
玉こんにゃく。

(一本百円。
なお季節は冬)

お客さんに大人気で

お客
「(団子は)
カロリーオン
(こんにゃくは)
カロリーオフ

……つまり差し引き
ゼロ……カロリー
ゼロ……」

……なんかヤバい物
入ってないかこの団子?

更に近隣の商店街の
おじさんおばさん
たちまで加わって

コーヒーにコロッケ、
スーパーボールすくいにと
小規模な縁日状態に。

(慈愛に満ちた笑みで
売り上げを数える
あかりさん)

二代目若社長
「ウソみたいだろ
お金数えてるんだぜ?
……あれで……」

こわいのか
可愛いのかよく
わからなくなってる……。

あかりさんが片付け中に
台車がぐらついたのを
きっかけに

「コレ板載せた
だけじゃねーか
大事な団子が
落ちたらどーする」

大工さんたちが
安全で効率のいい
台車と荷台を考えて
くれます。

「ありあわせのもんで
見栄えは悪いが」

と、15分ほどで便利な
棚つき荷台が完成。

大喜びのあかりさんは
お礼にと

「明日の昼ごはん……
カレーライスなんて
いかがです?」

続く188話では
あかりさんのカレーを
皆が喜んで食べてると

隣のお肉屋さんが
揚げ物を持って来ます

「メンチ・コロッケ・
ひと口カツは
いらんかね~~」

若社長の「あんたら
グルでしょ」の
ツッ込みに

すっとぼけるあかり
さんとお肉屋さんの
ノリが面白すぎる。

そこにあかりさんの伯母、
美咲さんが通りかかります。

(地元の建設現場まで
カロリー牧場に!?)

なんて的確な表現だ……。

更に「子供が欲しがるから
売ってほしい」と
幼児連れのママさんに
頼まれたのをきっかけに

次々にお客さんが
やって来ます。

美咲さんがお父さん
(あかり祖父)に
報告すると

「売る方も
買う方も
双方が笑顔!!」

「それが“いい商い”だ」

ぜひ千葉繁さんの声で
聴きたいシーンです。

ここからあかりさんの
決意のモノローグに
繋がるのが素晴らしい。

続きます。