2本目の「スター
ネットワーク」は
9巻から登場の転入生、
平林えみかちゃんが
メインの回。
読書家でとても
シャイな女の子。
冒頭、お祖母ちゃんが
家に訪ねてきた際に
会話の流れから
「バースデーパーティに
お友達招待したら?」
と、提案されます。
両親も乗り気になって
ケーキを焼くとか
招待状を作ると
宣言する張り切りよう。
しかしえみかちゃんは
友達に言い出せず
クラスメイトの
近藤さん
「ここ二 三日
平林さんのようすが
おかしい」
と、心配されて
しまいます。
知世ちゃんに尋ねられ、
悩みを打ち明ける
えみかちゃん。
両親の仕事の都合で
一時海外に住んでいた
頃、
向こうでは子供の
バースデーパーティは
公園やお店を貸し切る
レベルの盛大なもの。
えみか「本当は私
それがすごく
苦手で……」
知世「なのにまた
開催しちゃうの?」
私に友達が出来たと
喜んで張り切ってるのに
嫌とは言えないと
こぼすえみかちゃん。
知世ちゃんはご両親が
頑張ってる気持ちより、
えみかちゃんの本当に
やりたいことを大切に
考えるはずだよと
アドバイス。
それを聞いた
えみかちゃんは
えみか「私
的場さんみたいに
なりたいなって
思うの」
ハキハキしてて
友達も沢山いて……と
言われて
知世「友達ってたしかに
いっぱいいるけど
実のところ
私の一番の親友は
私なんだと思うの」
これは名言……!!
冒頭でお祖母ちゃんが
えみかちゃんに
「お友達はたくさん
作らなきゃね
えみかちゃん家でも
一人ぼっちで
かわいそうだもの」
という台詞と
対比になっています。
共感しまくるえみか
ちゃんに
知世「“なりたい”
っていうか……
すでにそもそも
似てるじゃない」
えみか「本当だ」
この話、知世ちゃんが
協力して、誕生日
パーティをやる方向でも
おかしくはないのですが
ちゃんとえみかちゃんの
「苦手」をあえてしない
流れになるのがいい。
この先絶対にやらないと
結論付けることもなく、
「招待状はいつか
自分でパーティを
開きたくなる時まで
取っておいてもらう」
両親の気持ちも
尊重してるのも
素晴らしい。
続きはまたそのうちに。