昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『仮面ライダーエグゼイド』檀正宗その5(本編32話1)

本日、6月3日は
仮面ライダークロノスこと
檀正宗役・貴水博之さんの
お誕生日です、めでたい!!

というわけで絶版おじさんが
釈放された32話の話を。

大雑把に解説すると
この回は

ライダー側、バグスター側
双方が最終決戦という認識。

決戦の日を前にキャラたちの
心情が描かれます。

しかし戦いの最中、
檀正宗=クロノスが登場。

ライダー、バグスター側両方を
時を止めるチート能力
「ポーズ」で圧倒し、

戦慄する全員の前で宣言。

クロノス「私が世界のルールだ」

クロノス登場時の歪む世界、
突然夜になり、鳴り響く鐘の音と
巨大な時計、

長針の動きと合わせた必殺の
蹴りなど

いつ見ても最強キャラ感
あってカッコいい。

なおこの回は上堀内監督回。

独特の演出が素敵なんですよ……。

この最高のクライマックスを
盛り上げるため、前半で
様々な伏線が張られます。

・ライダー、バグスター側の
最終決戦へ挑む心情。

・ラスボス「ゲムデウス」は
黎斗しか詳細を知らないこと。

・クロノスがゲームを攻略
する鍵だが、あらゆるバグスター
ウィルスに感染した者だけが
変身できるということ。

=ほぼ不可能という前フリ。

釈放後に会社に戻った
正宗を、ラヴリカの人間態・
天ヶ崎恋が見下しきった
態度を取るシーンは

(これ絶対後から
仕返しされるヤツ……)

という見事なフラグ立て。

案の定

正宗「きみにはもはや
商品価値はない」

「ときめきクライシスは
絶版だ」

自己主張激しいラヴリカが
音もなく消えていくのは
すごいインパクトでした。

バグスター用変身アイテム、
バグヴァイザーツヴァイは

「人間が使えば即座に消滅」と
天ヶ崎恋が説明する際、

赤いバラにふっと息を吹きかけ、
花びらを散らす演出があります。

ラヴリカはキザキャラなので
赤いバラが象徴的に使われ
ますが、

その後自分が散ってしまう
ことも含めていいやり取りです。

なお息子まで名前でなく
ゲームの製品名で呼んだり

息子の才能もまた会社の一部だと
言ったことで黎斗のプライドを
傷つけ、その才能を敵に回すことに……。

折角だから続きます。