昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その21(10巻感想1)

第10巻、発売中です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意ください。

そして祝!!アニメ化!!!

前巻のあらすじ:

名を明かした時行の
もと、北条残党が挙兵。

迎え撃つ足利勢の大将、
渋川義季と弧次郎が
一騎打ち……!

渋川さんは豪傑とはいえ
海野さんと激戦直後、更に
時行に翻弄されて疲弊中。

それでも負けられない
理由が回想シーンで
描かれますが

敵方のそれって
死亡フラグの場合が
多いですね。

弧次郎「この人の郎党に
なってから

俺の人生に
居場所が出来た」

こんなモノローグする
10才児が辿ってきた
人生が重すぎて……。

そこからの

弧次郎「戦う動機が
強すぎる!」

→奮起の流れが
素晴らしい。

戦いでピンチになるほど
ワクワクしてくるの、
主人公属性っぽい……。

そういう意味では
時行とは似合いの
主従です。

伯父である祢津さんも
複雑な思いはあっても
情がないわけでは
ないことも明かされます。

同じ頃、足利勢の
岩松さん、石塔さんも
戦闘中。

双方濃いキャラでしたが
遂に最期の時が。

岩松さんと望月さんの
武士らしいやり取りが
粋です。

ここはぜひ読んでほしい……。

石塔さん、安らかに……。
向こうで鶴子ちゃんと
お幸せに(合掌)

ところで彼が見た巫女って
まさか……?

今巻で斯波孫二郎の
印象がかなり変わりました。

最年少の軍師で美少年、
ということで

全てを駒として考える
もっとドライなタイプかと
思ってました。

ちゃんと渋川さんを
慕ってたり、仲間に
敬意があったんですね。

(撤退する際に)

孫次郎「だめだ 戦え!
せめて渋川殿を救出だ!」

泣いてるのにグッと
きました。

渋川さんはいまわの際まで
誠実で真面目な人でした……。
(合掌)

その頃、帝のもとにも
北条の挙兵の報が届きます。

二年前に見た程度の子供の
顔を憶えて、人相書きを
作れる佐々木道誉マジ有能。

似顔絵はきつい顔立ちに
なってますが、分かる人には
分かるようで
楠木さんが楽しそうです。

魅摩ちゃんも知って
しまったか……。
なんかどす黒いオーラが
出ている……。

続きます。