昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大西巷一『星天のオルド タルク帝国後宮秘史』その2(1巻感想2)

アルを皇帝に担いだ
大宰相の一族の狙いは
後宮を牛耳ること。

慣例では皇帝の母后が
《国母》となって
取り仕切るのですが

アルの母親は処刑されて
死亡しているため

大宰相の孫娘で皇女の
シェハルダーラがその
地位に就きます。

(アルとは異母兄妹)

即位したアル7世の
「最後の皇帝」の
ナレーションが気になる。

第二話では即位後、
はじめて後宮へ足を
踏み入れるアル。

美女揃いの中上機嫌でいると

シェハルダーラ
後宮では万事私に
従っていただきます」

アル「よろしくね
シェーラ」

久しぶりの再会に
懐かしげに話しかける
アルに対して

「あなたの母親は
忌まわしい大罪人!
身の程を弁えなさい!」

抗議するユエリー。
彼の言葉尻を捕えて
更に笑いものにする
シェハルダーラ。

自分への侮辱は流した
アルでしたが

ユエリーを傍仕えにする
約束を反故にされようと
したので

アル「ここはひとつ
勝負しない?」

アルが持ちかけた勝負は

・今夜この後宮の美女を
相手にしても、射精せずに
いられたら勝ち。

勝ったらユエリーを
返してもらう。

負けたら今後、後宮
いる間は四つん這いで
モーモーとしか言わない。

夜伽の相手は私が
選ぶならと、承知する
シェハルダーラ。

夜伽の相手はスペイン
(っぽい国の)情熱的な
踊り子カタリアナ。

《炎の雌牛》の二つ名の通り
巨乳を弾ませて華麗に
踊る彼女を前にすっかり
その気のアル。

勝つ気がないのかと
油断したカタリアナは
いつしか翻弄され……。

アル「相手を恍(い)かせて
自分は達(い)かないのが
《閨道術》の基本なんだ」

説明しつつユエリーとも
交わるアル。

この状態でも話せるんだ……と
内心ツッ込むユエリーに
じわじわきます。

アルの目的は女たちから
大量の氣を集め、
ユエリーに注ぐことで
失った陽茎を再生すること。

※切ったはずのものが
再生した宦官の話は
史実にあります。

一方、アルが勝ったと
聞いたシェハルダーラは
ユエリーは約束通り
アルの傍仕えにしたが

これは「自分に対する
宣戦布告だ」と
怒りをたぎらせます。

次に選ばれた美女は
黒い肌の暗殺者で……。

続きはまた後日。