昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

荒川弘『黄泉のツガイ』その5(3巻感想3)

3巻はバトルよりも
今までの伏線回収や
説明が多め。

色々事情を知った
ユルは

ユル「俺の首を取りたい
奴は取りに来い!」

返り討ちにしてやると
勇ましく宣言。

しかし11話では

アサ「兄様のばかーーーっ!!!!!」

ビックリマーク5つつきで
アサが怒ります。
そして泣く……。

影森家当主はユルも
こちらへ来ないかと
誘いますが

ユル「俺の村を
あんな風にした奴とは
相容れない」

引き続きデラさんと
組むことを選びます。

屋敷を出る見送りの際に
両親の画像を見せる→

「浮世絵!?」と
驚くユルに説明するために
写メると見せかけて

アサ(どさくさに紛れて
兄様の写真
ゲットぉぉぉぉぉ!!!!!)

こっちもビックリマーク
5つなんだ……。

ツガイは写真に映らないので
しょんぼりする左右様が可愛い。

アサはユルに連絡先を
尋ねますが、そもそも
把握してない有様。

影森サイドに情報を渡したく
ないデラさんとジンさんの
協議の結果、

影森家の事業の一つという
ガールズバーを連絡場所に
することに。

デラ(ツケで飲んでやろう)

ジン(ツケで飲んでやろうって
顔してますね)

ジンさんとデラさん、
なんだかんだ気が合う
のでは……?

「昔と同じ仕草で触れられて
間違いなく妹だと実感する」
という王道中の王道展開で

ユル「背後取られた……
あいつが熊だったら
俺は死んでた……!!!」

デラさん含め、読者が
(感想それ!?)とツッコんだ
直後に

ユル「あいつアサだ……」

読者が“次はこうなる”と
予想したタイミングを
ちょっと外すことで

ユルの涙がより胸にくる
巧みな演出です。

影森家当主のおやっさん
腹に一物ありそうなアスマの
不穏なフラグも見せつつ

デラさんとユルは東京見物へ。

台詞がなくても

「わーーーー!!!」

の書き文字だけで驚きや
はしゃぎ、嘆きまで
伝わるのは便利……。

デラさん、ギャンブル運は
(合掌)

「矢が欲しい」というユルの
頼みで、材料調達に
ホームセンターにも行きます。

ユル「黒がいいな
返り血浴びても
目立たないし」

服を選ぶ基準が実に蛮族……。

続きはまた後日。