昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

佐藤二葉『アンナ・コムネナ』その4(3巻感想2)

また、アクスークが直前に
彼女に気づいて協力したので
正体もバレませんでしたが

火急の用だと呼ばれた
ニケフォロスが見たものは

そこにいるはずのない妻が
上半身にぐるぐる包帯巻き。

その心情やいかに(同情)

アンナのピンチを救ったのに

ニケ「ですがあなた方は
妻の肌を見てしまったので……」

(怪しく光る眼と拳)

アク「何も見ていません!」

アクスークはよく
頑張った……。

実はアンナが化けていた
アレクシオスに(彼なりの)
賛辞を贈るヨハネス。

アクスークは迷いますが
真実を明かすことはできず……。

ケガを診た際に医師から
懐妊してることを告げられ、

アンナは城に戻る前に
ニケの実家のある
アドリアノープルに
逗留することに。

夫の実家で夫の素晴らしさを
のろける……。

アンナはそこで(イタリア)
サレルノの女医トロタと
その女弟子ナビラに
出会います。

(実在の人物)

トロタ「私共は古代
ギリシアの医学と
アラビア医学の知恵

そして南イタリア
培われた実践の経験を
組み合わせ

新しい医学を開こうと
しているのです!」

きゅんきゅんしまくる
アンナが可愛い。

トロタもまた、彼女の
賢さに驚き、帝室の中で
人生を終えるのを残念に
思います。

トロタ「その尊い
知性は人々のため
活かされるべきです」

しかしアンナは医者に
なるのではなく、

アンナ「より多くの民が
医療を受けられるよう
より多くの女子が
学べるよう

皇帝となって皆が平和で
幸福に暮らせる仕組みを
整える!」

トロタたちの前で
そう宣言します。

3人の別れのシーンは
泣けた……。

城に戻ったアンナは
何食わぬ顔で父帝たちを
迎えます。

今回の旅でアンナも、
ヨハネスもまた成長し、
お互いに余裕を見せます。

後の対立を匂わせつつも

つわりの間もずっと
いちゃいちゃいしている……。

アンナ「死んじゃう……」

ニケ「あなたが死ねば
私も死にます」

母(このやりとり今日だけでも
10回目……)

そして1102年、
18歳のアンナは第一子を
出産……。

おめでとう!!

続きはまたそのうちに。