昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その18(9巻感想の4)

時行「大人に護られるだけでなく
隙があれば手柄を狙おう!
勿論命を最優先に!」

時行と郎党たちとの
会話を陰で聞いていた
頼重は、

時行を安全な後方でなく
作戦に組み込むことを
決意します。

一方、渋川さんは
諏訪神党の重鎮にして
男の中の男・海野さんと
一騎打ち。

海野「先ほどは
我が方の童が
失礼した」

渋川「相手にとって
不足なし」

めんどくさい渋川さんも
納得かつ嬉しそうです。

なお海野さんの
力の源は妄想。

海野(例えば栄殿に
膝枕をされると想定すると)

(灼熱の血が滾り
筋肉を巡る)

妄想パワーで一時は
渋川さんを押しますが

物事がスムーズにいくときは
邪魔が入るのがお約束。

諏訪の旗印を持った兵士が
渋川さんに背後から矢を
射かけます。

玄蕃「……やりやがった
あのガキだ」

渋川さんが最も嫌う
卑怯な手で怒らせたのは
斯波さん。

渋川「一人残らず
皆殺しだ!」

その頃、雫たち非戦闘員は
負傷兵の手当てや
取ってきた首の死化粧
など後方支援中。

そこに女性を狙って岩松さんが
軍を率いて乱入。

旗印入りの幟の代わりに
サーフボードかついでる……。

勿論、岩松さんが
勝手に動いたわけでは
なく、作戦の一環。

最前線で足利側が押してる
ところに、後方が襲われれば
時行軍は動揺するという
斯波孫次郎の策略でした。

松井先生はホントに
美少年大好きだよね……。

ところで女好きキャラは
数多の作品にいるものですが

キャラの特性を過剰に
描くことで狂気を演出
するのは松井作品の
お家芸

岩松「北条郎党の
妻や娘も……
今じゃ老若問わず
俺の妾さ」

老も問わないの!?

しかし望月軍(亜也子と
吹雪も参加)が助けに
現れます。

岩松さんVS望月さん

怪力の望月さんが振り回す
丸太を大根のように……。

伊達に庇番衆二番隊を
任されてません。

元寇の後に残った
敵の武器を
捨てるどころか

良いところを取り入れ、
自分用に魔改造する
発想が実に日本的。

(まさしく少年漫画な
世界である)

このナレーションに
じわじわきます。

斬馬刀とか
ドラゴン殺しとか
斬月とか……
でかい刀はロマンですね。

続きはまた後日。