昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

井上まい『大丈夫倶楽部』その3(2巻感想続き)

晃良(あきら)くんは
子供時代の回想で

「芦川さん」が本物の
芦川さんの事務所を
引き継いだ直後、

依頼人としてやって
来ていました。

「ラジオの子供電話相談に
メールで応募した際に
探偵事務所の電話番号を使った」

つまり自宅ではラジオに
応募も取次ぎも許されない
事情があるということ。

小学二年生にして
地球に住みたくないと
言う彼が抱える事情は
かなり重そうです。

電話を貸してくれたお礼にと
晃良くんは「芦川さん」が
行きたがってた書道教室に
案内してくれるのでした。

もねが彼の声に聞き覚えが
あったのは、この時の電話の
宇宙の話を覚えているから。

声変わりはしてても
口調とかそのまま
だったのかな?

彼の当時からの友人
「ユキオ」も今回もねと
すれ違います。

深夜にむきだしの包丁を
友人の家のベランダの
(ダーツの的めがけて)
投擲する男……。

晃良「また幸生か
……今度ちゃんと普通に
訪ねてきたら なんか
作ってやるか……」

これが友人へのプレゼントと
言い張るのもすごいけど、
受け入れる方もお似合いの
友達だよ……。

ところで主人公のもね
ですが、「芦川さん」との
倶楽部活動の成果で

苦手だった職場の
同僚と仲良くなれます。

そこは微笑ましいのですが
なまじ警戒が緩んだ分、
飲み会でやらかしてしまい
凹むというオチが……。

よほど親しい友人にしか
話していない、大好きな
こだわりを酔った勢いで
熱く語り

本人は全く記憶がないのに
翌日職場の人にその
話題を振られ続ける……。

うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
(こみ上げる共感性羞恥

彼女の場合ナマケモノ
対する熱い想いだったので
まだ「面白い人だなー」で
済むけど

もしコレがオタクの中でさえ
好き嫌いが分かれるような
ネタだったら、翌日の反応が
なんか……こう……。

……ナマケモノといえば
しろくまカフェでの
ゆっくり喋る谷山紀章さんの
声イイですよね(逃避)

もねの弟・九くんとか
海野さんの娘さんとか
ちょっとしか出てないのに
キャラ立ちが素晴らしい……!

続きが楽しみです!!