昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

浅山わかび『ラストカルテ ─法獣医学者 当麻健匠の記憶』その2

第二話では死んだタヌキが
研究センターに送られてきます。

解剖の結果、交通事故による
内蔵破裂と結論付けられ
ますが、気になった当麻は
現地へ見に行くと……。

教訓:野生動物を触るのは
感染症の危険がある。

茨戸くんがバイクの免許を
持ってることが判明。

この回では当麻の
子供時代のエピソードも
描かれます。

当麻の外出中に愛犬が死亡。

当麻「寿命って何……?
具体的に何が原因で
死んだの?」

妹が泣く横で親に尋ねて
妹から奇異の目で見られます。

当麻が茨戸くんにペットが
死んだらどうするか聞くと

茨戸「悲しい。……って
思って死因を調べる」

「悲しみ方なんて
人それぞれだろ」

台詞はだいぶ省略しましたが
茨戸くんの言葉に当麻が
救われるのがいい。

この回は動物のお医者さん
高屋敷先生を思い出しました。

ペットのスナネズミ
死んだので、沢山飼ってる
ハムテルに分けてくれと
頼みに来た際の回想シーンで

娘「獣医でしょ 生きかえらせてよ」

先生「それは無理だよ。かわりに
解剖して死因を調べてやるから」

「それから口をきいて
くれなくなった」

ハムテル&二階堂
(不器用な人だ)

感情より「何故」が先に立つ
からこそ、医者や研究者に
向くのかもしれませんね。

茨戸くん姉・雷火さんが
獣医というのは、

高校生二人が獣医の手伝いを
するには必要な設定ですが
彼女もやはり学者タイプ。

雷火「あの美しさ!
他人の養分で成長する
図太さ! 憎たらしい
可愛さ!!」

「私は研究室にこもって
寄生虫と共に暮らすために
獣医師になったの!」

寄生虫Tシャツ着用中)

……こういうメンタルでないと
研究者は務まらないのかも。

第三話はシマリスの話。

前述の当麻の妹・
琴弓(ことみ)が
話に深く関わります。

愛情深い性格だけに
泣きもしない兄の態度が
理解できなかったんでしょうね。

1、2話のように死因を
調べるのではなく、どうしたら
助けられるかという話で
良かった……。

続きはまたそのうちに。

淡々とした雰囲気がすごく
「サンデー」作品って
感じがします……。