『ラストカルテ 法獣医学者
当麻健匠の記憶』（２２～）
は、抜群の記憶力を持つ高校生、
当麻健匠（とうま けんしょう）が
獣医師の姉を持つ友人の
茨戸（ばらと）と共に
野生動物の死の原因を
つきとめる、医学ミステリーの
動物版。
ちなみに髪が白いのは
染めてます。
※自分は覚えてるのに
相手は忘れてるので
目立つようにしてるらしい。
第一話では公園でカラスの
大量死が発生。
通りがかった当麻は
警官や獣医と一緒に
クラスメイトの茨戸くんが
白衣姿でいるのを見かけて
声をかけます。
（お姉さんの勤める大学の
野生動物医療研究センターで）
茨戸くんが解剖した結果、
カラスの死因は
農薬によるもの。
しかしニュースでは
食中毒死と報道されます。
その後もカラスの
大量死は続き……。
詳細は書きませんが、
当麻の記憶力が犯人を
捕まえることに貢献します。
近所でカラスが大量死すれば
誰だって原因を知りたく
なるはずです。
伝染病なのか？
誰かの仕業なのか？
だとしたら次に何が起きる？
普通は人間側に影響が
出るのを気にするでしょう。
当麻の場合は
当麻「カラスが最期に
何を見て、何を思って
死んだのかって
気にならない？」
と、カラスの視点を
知りたがっています。
茨戸「……それは
考えたこと無かったな……」
相当変わった発想なのに
茨戸くんも否定しないのが
いいですね。
野生動物の死を巡る
ミステリーであると同時に、
記憶力はすごいけど
（犯人を即座に追いかけようと
するなど）危なっかしい
当麻と、
母と姉が獣医なので
知識は高校生離れしてる
落ち着いた性格の茨戸くんとの
若き獣医師のタマゴ二人の
バディものとも言えます。
第一話ラストで
将来当麻が日本に
法獣医学を広める男、と
ナレーションがついてる
ので、
エピソードは全て
過去を振り返る形です。
折角だから続きます。
ちなみに当麻の記憶力は
興味を持ったこと限定。
（テストはどうしてるんだと
訊かれて）
当麻「勉強できるやつに
なるには 勉強しなきゃ
いけないんだ」
茨戸「何バカなことを
真剣な顔で言ってんだ」
このやり取り好きです。
