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昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緒里たばさ『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい』その2(2巻感想)

第2巻、本日発売です!!

久々なので解説すると、
架空の国・北祇(ほくぎ)
を舞台に

暗殺術を父から叩き込まれた
女官・花鈴が陰謀渦巻く
後宮で暗殺を阻止する
中華風ファンタジー作品です。

悪徳文官と呼ばれる父を持ち、
暗殺術の手練れでありながら
花鈴は優しくおっとりした性格。

「友達がほしい」という理由で
後宮に入ったものの、
父のせいで周囲に距離を
置かれて前途多難。

しかし「わたしはめげない!
あきらめない!」と
すごく健気な花鈴なのでした。

詳細は省きますが
ネタバレにご注意ください。

ネタバレ:花梨には
12人の兄がいる。

あとショタ皇帝陛下の
女装がめっちゃ可愛い。
女装してなくても可愛い。

1巻末、花鈴の同僚の
令光(れいこう)は
恋人に宛てた手紙を理由に
間者扱いされてしまう。

このままでは処刑されると
花鈴は彼女を助けるため……。

2巻では、花鈴の努力は
令光の助けにはなりません
でしたが、彼女は許されました。

そして花鈴に友達ができました。
良かったね……。

このエピソードでは
令光が仕える皇帝の異母姉・
長公主の本音が聞けます。

悪い人じゃないんだけどな……。

第6話では花鈴の兄・王雹
(おうひょう)が登場。

表紙にも出てます。

花梨(兄と言うよりオニ!)

という理由で「おにうえ」と
呼ばれる王雹。

皇帝の異母兄の墓が暴かれ、
近辺に落ちていた女物の
布地から持ち主を探せ、と
兄から命令されます。

詳しくは書きませんが
このエピソードにより

・兄と花鈴の関係性。

おにうえに限らず、兄たちは
あれでも花鈴を可愛がったり
励ましてるつもりでは……?

・花鈴の実家、王家が市井の
人々からどう思われているかが
描かれます。

そして、この件は皇帝に
とって危機的状況を招く
おそれがあることも……。

第8話では「冷宮」と
呼ばれる、問題を起こしたり
嫌われた先帝の愛妾たちの
牢獄の掃除を命じられる花鈴。

そこで出会った盲目の
異国人の貴妃に同情したものの、
かえって彼女の命を危険に
晒してしまうことに……。

花梨は彼女を救えるのか!?
折角だから続きます。