昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

榛野なな恵『Papa told me』その5(10巻感想)

第10巻、本日発売です!!

サブタイトルは
~となりの妖精~

というわけで語ります。

念のため解説:

好奇心旺盛な小学生、
的場知世ちゃん(10才)が
主人公の日常時々
ファンタジーなお話。

知世ちゃんとイケメン作家の
お父さんが中心ですが、
二人以外がメインに来る回も。

ほぼ1話完結のエピソードの
集合体です。

今回は宇佐見さんの秘書、
潮田(うしおだ)さんの
エピソードも登場。

普段は作家のお仕事から
逃避しがちなうさみんを
管理するしっかり者ですが

私生活のナイーブな一面が
見られます。

友人との会話の最中、
(仕事は合ってる
みたいだけど)

潮田「将来性はギモンなので……」

秘書に将来性を疑問視
されてるぞ、うさみん……!

知世「……でもうさみんと
話が合ってしまうのって
なんか……やだっ」

知世ちゃんも宇佐見さんには
遠慮なくツッ込む……。

本作での人との距離感は
「優しく見守る」ことが基本。

ずけずけ踏み込んだり
自分のレッテルを貼るのは
よくないと作中でも注意
されます。

「そんなんで幸せ
なのかな」

「それ他人が一番
口出しちゃいけない
ことだから!

シンプルに言うと
“大きなお世話!”」

この場合は大切な故人の
思い出に生きてる女性に
片思い中の男性が心配して
言ってるのを

先輩にあたる同僚が諌める
シチュなので念のため。

言葉を選んでの告白も
ダメでしたが、
まぁ気長に頑張れ……。

長期連載なので知世ちゃんの
お友達も入れ替わってます。

今はメガネっ子の
並木梓ちゃんが一番
親しい子かな。

お母さんが再婚した
新しいパパは年下ですが
すごく二人を愛してくれます。
それ大事。

お友達の抱える悩みも、色々
時代によって変りますね。

昔より離婚家庭が増えた……。

胡桃ちのさんの
エッセイ漫画
モノズキ散歩 
お茶してぶらり♡』では

「そこに住みたいと
思う漫画ナンバー1」と
紹介されていました。

街並みからインテリア、
ファッション、食べ物と
何もかもいいよね……。

お茶とお菓子を用意して
読みたくなる、大切な漫画
でもあります。

続きはまたそのうちに。