昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

荒川弘『黄泉のツガイ』その1(1巻感想)

第一巻、本日発売です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意
ください。

感想:「えっ!?」って
言いっぱなしになる。

あらすじ:「夜と昼を
別つ」時に生まれた双子、
ユルとアサ。

兄のユルは牢に軟禁状態の
妹のアサを16年間、
大事に気遣ってきたが

ある日、村が不思議な武器と
力を持った集団に襲撃される。

その集団のトップの女は
自分こそがアサだと言い、
「偽物」のアサを殺してしまう。

村の男・デラに助けられた
ユルは、彼に急かされて
訳が分からぬまま

村の守り神だった
左右一対の石像から
「ツガイ」を呼び出す。

ツガイの助けもあって
一旦は難を逃れたものの、

村を出たユルは衝撃の
事実を知る……。

現代日本を舞台に
「ツガイ」使いたちが
生れると世が割れるという
双子を巡って

能力バトルするダーク
ファンタジーという
ことでいいのかな。

ユルのツガイは二体いますが
一体に見えるけど上下セット
だったりと形は色々。

大半の人には見えなくても、
動物や波長が合う人には
見えたりします。

それぞれ名前と個性が
あって面白い。

ちなみにユルのツガイは
「右さん」と「左さん」

右さんの方が「陽気なごつい
ヒゲマッチョ」で一見強面だけど

実は見た目女性の左さんの方が
容赦がない。

あとユルが強く優しく
タフなのが、荒川作品
らしさ全開です。

ツガイはあくまでサポートで
全面的に頼る存在ではないのも
以下同文。

いきなり血なまぐさい争いに
巻き込まれてるのに、
適応力も戦闘力も髙けぇ……。

牧歌的な暮らしから
突然ハイテクに囲まれる
カルチャーギャップも
楽しみの一つ。

謎の襲撃者に追い詰められ、
緊迫した状態でツガイを
呼び出す時の

ユル「ゴミで穴が
塞がってる!!」

デラ「普段からちゃんと
掃除しとけ!!」(意訳)

メタ的にはこれで助かるのに
余計な時間が、と

読者をハラハラさせる
演出であり、ギャグでも
あると同時に

掃除は大事

という牛先生からの
読者に向けてのメッセージを
感じる……。

続きが楽しみです!!

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