昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

とよ田みのる『これ描いて死ね』(1巻感想)

第一巻、発売中です!!

というわけで語ります。

『これ描いて死ね』(21~)
東京に近い架空の離島・
伊豆王島に住む漫画好きの
高校生・安海相(やすみ
あい)が

漫画は読むだけでなく
自分で描けるんだと知り、
仲間と共に描きはじめる
お話です。

作中の言葉を借りると

ものすごく「人の脳を
揺らす熱量のある漫画」
です。

冒頭、漫画を読む相の
傍らにタヌキのような
ゆるキャラがいますが

先生に話しかけられると
消えます。

(※相の脳内キャラ)

先生との会話から
相が高校一年であること、
地元の名ばかりの商店街には
数件の店しかなく、

貸本屋の常連であることが
判明します。

貸本屋の店内では
相しか借りない漫画
「ロボ太とポコ太」の
話題になり、

カルト的な人気があるので
買うなら1万円は超えると
言われます。

学校へ向かう途中、転がって
くるキャンバスを掴んで
海に落ち、持ち主の美術部の
女子に謝られたり

(この時点では名前なし)

友人の赤福さんと出会い、
相がバスを使わず、わざわざ
山登りで通学してると
明かされます。

相ちゃん強い子元気な子です。

授業中も「ロボ太~」を
読みふけって先生から
職員室に呼び出される相。

手島先生「漫画なんて
なんにもなりません!」

「端的に言えば
全て嘘なのです」

長々と手厳しく漫画を
否定する先生。

帰宅後、相は「ロボ太~」
作者のSNSが久々に更新されて
いることに気づきます。

新作がコミティアで頒布
されると聞き、家出同然に
島を出ます。

カタログ表紙と同じ絵の
サークルの行列に並んで

「これご自分で描かれ
たんですか?」

って訊くほど何も知らな
かった相ですが

周りのサークル全てが
自分で描いてると知り

(そっか……漫画って、
自分で描けるのか。)

(そっかー)

見開きで大喜びする
シーンが、泣けるほど
切なくて微笑ましい。

そしてお目当てのブースに
いた憧れの作者は……

相「手島せんせ……?」

(マスクとサングラスして)

手島「人違いです。」

相は先生に漫画を教えて
ほしいと頼みますが
即座に断られてしまい……。

続きます。