昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

板垣巴留『SANDA』その3(3巻感想)

第三巻、発売中です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意
ください。

念のためあらすじ:

2080年、更に少子化
進んだ未来の日本では
サンタクロースも消えていた。

大黒学園に通う少年・三田は
サンタクロースの末裔で、
子供たち(同級生の友達)の
ために変身する……。

前巻ラストでは序盤から
死んだと言われていた
小野さんが戻って来ます。

大人になってしまった
彼女を見た理事長は
「不法侵入者」呼ばわり。

学園長「若さを
ドブに捨てたな」

彼女が攻撃されそうになった
ため、三田は飛び出して
正体を明かしてしまいます。

しかし振り向いた拍子に
人工眼球が落ちた学園長は
誰がいるのか判別できず……。

新たなサンタクロースの
能力:

状況に応じた服が
出せるようになった。

登場時いつも裸じゃなぁ……。

学園長はサンタに戦いを
挑みますが

サンタ「その……座ってた
方がいいんじゃないか?」

しかし、敬老精神は若作りに
命を賭ける学園長には
最大級の地雷でした。

戦いの最中のやり取りで
サンタクロースがいなく
なった理由が明らかになります。

理由:「子供が眠らなく
なったから」

子供に眠りなんて不要と
いう理事長に対しての

サンタ「ガキはよく眠り
よく食べ よく笑って
デカくなるんだよ!!

そうじゃなきゃ
俺が許さない!!」

何度か書いてますが
本作は極端な世界設定に
することで

ベタだけど極めて
まっとうな意見を読者に
受け入れやすくしています。

サンタと学園長の対決は
理事長の乱入でお開きに。

主人公ステップアップの
ために、強い師匠的存在は
欠かせません。

理事長はサンタに「まず地底の
者と向き合え」と言います。

「地底の者」=半地下の
教室の子供たち。

「子供は大人を殺しても無罪」

そういう設定があるのは
前から出てましたが、遂に登場。

エキセントリックなキャラの
二胡もビビる一見温和そうな
生田目(なまため)さん……。

サンタさんへのお願いは

「自分で自分の
親指を切り落として」

子供にお願いされると弱い
サンタは戸惑いますが
……。

続きはまた後日。